日別アーカイブ: 2018年5月10日

「単衣と上布」へのご来場誠にありがとうございました。

「単衣と上布」へのご来場誠にありがとうございました「単衣と上布」へのご来場誠にありがとうございました。
連日たくさんのお客様にご覧いただけました事を、スタッフ一同心より感謝、御礼申し上げます。
まるで夏のような日もあったGW。
店内が、お客様皆さまの着物への情熱でますます気温上昇となりました。

「単衣じゃなきゃ感じる事が出来ないこの軽やかさ、魔法よね!」と美しい絵画が描かれたような錦紗が、羽衣のように纏われる瞬間は、何度拝見しても惚れ惚れとする美しさ。
このお仕事をさせて頂ける事をつくづくと感謝いたします。

今回の灯屋2春のイベント「単衣と上布」は、6月になれば、早めに麻を着用するというお着物の新常識を取り入れました。
「今年こそは、宮古上布を楽しみたいの」と言って頂いたお客様の輝く笑顔が、私達の胸に残ります。

紫引き染め暈し百合の小紋に縦絽藤の染め名古屋帯引き染めの暈しが、まるで風に揺れているようにたおやかに美しく。
小さな百合を引き立てているような錦紗の単衣。
裄もたっぷりとうれしいお仕立てに上がりました。

藤を染めた縦絽の名古屋帯は、細く白い線が、透ける光のようにも雨のようにも感じる。
この絶妙な白い縦絽の織り線実は、帯芯の効果です。
縦絽や紗は、透ける美しさを利用して楽しむのが、愛好者にはたまらない遊びです。

何気なく取り入れている、灯屋2アトリエの職人達の腕が、光ります。
昔の着物には、現代の想像を越えた夢のような美しさがつまっています。

紫引き染め暈し百合の小紋 お仕立て上がり 120000円+税
身丈:4尺1寸2分(約156.6cm)
裄:1尺7寸9分(約68cm)

縦絽藤の染め名古屋帯 (帯18-4-16) 40000円+税

白井