月別アーカイブ: 2015年10月

究極の「いき」

南天と雀の八掛け黒無地袷江戸のお洒落の事を何度かブログで書かせて頂きました。
渋好みの究極の色、それは黒に行きつくのだそうです。
なんでも、廓通いをするような通人のなかには、上から下まで、内側から表まで、真っ黒な衣装を誂える男性もいたようで。
一見、地味で何の変哲もないようでありながら、襦袢や着物や羽織を、それぞれ染や織りなど素材を変えて楽しんだとか。
羽二重、縮緬、紬…遠目では判別がつかないようでも、よくよく見たり触れることではじめて違いの分かるお洒落。
「いき」とはそういうことなのでしょう。

南天と雀の八掛け黒無地袷まさにそんな着物をご紹介します。
やわらかく糸味のある紬縮緬の表地に、胴裏も黒。
八掛も黒。江戸好みの雀と南天が可愛らしい染の縮緬となっています。
さてさて、今を生きる通人は、どこにお出かけしましょうか。

南天と雀の八掛け黒無地袷 (着物15-9-47) 135000円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm) お仕立て直し

海老沢

雀と縞の紬

子持縞袷紬と竹の子に雀刺繍帯10月に入り秋本番です。
ここ数日の寒さから、ご来店のお客さまも袷の方が目立つようになったきました。
まだまだ羽織は早いので、楽しい染帯で紬を楽しんで頂きたいですね。
竹藪に雀はお決まりの図柄ですが、こちらの帯は勢いよく伸びる竹の子の間を飛ぶ雀の図です。
地色の濃似せ紫と松葉色の組み合わせが美しく秋を感じる色。

子持縞袷紬と竹の子に雀刺繍帯雀は緻密な刺繍で表現され楽しいながらも、技術の高さを感じさせます。
塩瀬地で締め易く帯です。
合わせた子持縞の袷紬は色も二色ですっきりした印象。
無地感覚で帯が楽しめる紬です。

子持縞袷紬 129600円 
着丈:4尺4寸(約167.2cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
竹の子に雀刺繍帯 81000円

田中

うさぎの宴

散らし小紋にうさぎの紅葉狩り名古屋帯今年は紅葉が始まるのも、早そうですね。
こちらのうさぎの帯は、「神無月のきもの展」を飾ったうさぎの付下を写し、灯屋2オリジナルで作りました。
楓の葉をめいっぱい散らした小紋にのせると、山深い森の中、人知れず紅葉狩りを楽しむうさぎの宴を、こっそりとのぞき見しているような気持ちになります。

散らし小紋にうさぎの紅葉狩り名古屋帯紅葉散らし小紋 (着物14-9-21) お仕立て直し 86400円
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺7寸2分(約65.4cm)
うさぎの紅葉狩り名古屋帯 108000円
巻物の陶器帯留 14040円 

松田

ふんわりと軽い縮緬小紋

モダン柄縮緬小紋と水色の葡萄名古屋帯金木犀の香りを甘く含んで、爽やかな季節、袷の候になりました。

細い糸で織られた戦前の一越縮緬は、薄手のため、とてもデリケートですが、ふんわりと軽く肌になじむようで、「着やすさ」を重視した、着物が日常着だったころを実感させてくれる着心地。
お客様にも羽織っていただくと、「軽い…!」と、よく驚かれます。
袷に切り替わったばかりの、今の季節にもちょうど良いのではないでしょうか。

モダン柄縮緬小紋と水色の葡萄名古屋帯染めの帯は、水色の葡萄と、薄紫の葉の色がとてもきれいです。
自由な発想で描かれた楽しい着物と帯で、秋のおでかけが楽しくなりそうです。

モダン柄縮緬小紋 お仕立て直し (着物15-9-29) 86400円
身丈:4尺2寸3分(約160.7cm) 裄:1尺7寸2分(約65.4cm)
水色の葡萄名古屋帯 32400円

松田

縞紬と柿の実と鳥の名古屋帯

縞紬と柿の実と鳥の名古屋帯10月に入って少し雨の日が続きましたが、明日からは秋晴れの週末を楽しめそうです。。

26日から始まった「神無月のきもの展」も連日たくさんのお客さまに来店頂いております。

まだまだ、秋を感じる素敵な着物や帯が揃っておりますので、是非お店に足を運んで下さい。

写真の帯は丁子色の塩瀬に、枝に実った柿を狙う鳥が刺繍された帯。
柿を覗きこむ嬉しそうな鳥の表情が何とも言えません。
染帯に所どころに刺繍を入れたさっぱりとした帯です。
しっかりとした塩瀬の生地で非常に締め易いものです。

合わせた明るい辛子色の縞紬は、茶と青の縞がほっこりした雰囲気を醸し出しています。
八掛は縞と同色の茶。羽織を着ないこの時期ならではのお洒落ができる縞です。

丸ぐけや帯揚げなどの小物も、秋の色をたくさんご用意しています。

縞紬と柿の実と鳥の名古屋帯縞紬

縞紬 48600円
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm) 裄:1尺6寸7分(約63.4cm)
柿の実と鳥の名古屋帯 64800円
帯15-9-32の双子の帯になります。
丸ぐけ 3990円

田中

お散歩着あつまってます!

竹模様に源氏香散歩着に菊の刺繍名古屋帯「神無月のきもの展」では、お散歩着を数多く集めました。

縮緬から錦紗まで、ごく細い糸で織られた軽くて着心地のよい生地に、モダンな柄ゆき、当店でもいつも大人気で、今回ホームページでご紹介したものは次々とご売約済に…

お散歩着とは、大正から昭和にかけて流行した、小紋柄に裾模様の入ったお洒落着のこと。
グレーの錦紗地にはすっと伸びた紫の竹、黒の細竹。アールヌーヴォー・デコ時代のようなスモーキーで洒落た色づかいに、源氏香の中には菊やススキなど古典模様が描かれています。

竹模様に源氏香散歩着さまざまなエッセンスが融合されて、不思議な魅力を放つお散歩着。
この機会にぜひ、いかがでしょうか。

竹模様に源氏香散歩着 お仕立て直し 126000円
身丈:4尺2寸8分(約162.6cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
菊の刺繍名古屋帯 (帯13-9-28) 58000円

松田