帯紹介」カテゴリーアーカイブ

桜の帯

紫霞に桜名古屋帯花々がわれもわれもと、存在感を示すように、咲き始める季節。
そろそろ、桜の蕾のチェックをしはじめるかたも、多いのではないでしょうか。
この樹の下で、今年はどんな楽しみ方をしましょう。

手頃な桜の樹が近くに無い場合は、こんな帯を眺めながら、春を感じるのもいいものです。

さまざまな桜の表情が描かれている和服こそ、お花見特等席の気分にさせてくれることでしょう。

紫霞に桜名古屋帯 (帯11-2-13) 29400円

海老沢

昭和初期の刺繍帯

御所解模様中振袖に吉祥花刺繍開き名古屋帯雪輪模様の絞りに、八重の梅、南天、水仙、菊などの刺繍の花づくし。
現在ではなかなか見られない、昔のものながらの、とても凝った染めと刺繍です。
たまご色の帯地に、やわらかな色合いの刺繍でとても合わせやすく、葉にはところどころ匹田風に黒と白で刺繍され、ひと捻りのアクセントとなっています。

御所解模様中振袖に吉祥花刺繍開き名古屋帯橙色の華やかな御所解の中振袖にあわせましたが、他にも色無地や江戸小紋を品よく華やかに引き立てます。
冬に咲く花々の模様ではありますが、おめでたい柄ですので、式典などお母様の装いにもとてもおすすめの刺繍帯です。

吉祥花刺繍開き名古屋帯 129600円
御所解模様中振袖 86400円 
身丈:4尺(約152㎝) 裄:1尺6寸5分(約62.7㎝)

松田

蒔糊に四季の洋花刺繍名古屋帯

蒔糊に四季の洋花刺繍名古屋帯華やかな緑の縮緬地に蒔糊という技法で、霰のように染めた上に刺繍を施した豪華な名古屋帯。

(蒔糊とは、竹の皮に塗った防染糊を乾燥させ、はがし、粉末にして、濡らした布地の上に蒔き散らした上から染料をかけて染め残す方法。染料を混ぜた色糊を竹の皮に塗ってちらせば、反対に散らした部分だけに色がつく)

この帯は、白い部分と黄色の両方に蒔糊がされています。
手間と技術をかけた物だからこそ、可憐で美しく輝くのだと、思い知らされます。
昭和初期の典型的な刺繍で、多彩な刺繍糸に金、銀糸が織り込まれ、異なる刺繍テクニックで花弁や葉っぱの濃淡、艶やかさが、上手に表現されています。

蒔糊に四季の洋花刺繍名古屋帯

蒔糊に四季の洋花刺繍名古屋帯蒔糊に四季の洋花刺繍名古屋帯

徳永

談議所栄二作 片栗の花

談議所栄二作 片栗の花付下に喜多川平朗作 二葉葵名古屋帯木村雨山に続いて加賀友禅を牽引した、談議所栄二作の付下。
すらりと描かれた花は、片栗の花のようです。

優しく落ち着いたピンク色に、葉の色はひすいのように澄んだグリーン、花芯の紫色も、ほんの少しなのに、なんと美しく全体を引き立てていることでしょうか。
シンプルな柄付けの中に、洗練された美が佇んでいます。

談議所栄二作 片栗の花付下 194400円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝) 袖丈:1尺3寸5分(約51.3㎝)
喜多川平朗作 二葉葵名古屋帯

談議所栄二作 片栗の花付下に喜多川平朗作 二葉葵名古屋帯談議所栄二作 片栗の花付下談議所栄二作 片栗の花付下

松田

紫紺染帯

立涌に丸紋絞帯と幾何柄紫紺染帯艶やかな紫色の絞りの紫紺染は、春になると身に纏いたくなる着物です。
紫紺染は多年草ムラサキの植物の根からとった染料で染め上げた物で、古くは中国春秋時代から伝わる草木染です。
天然染料で染め上げた紫は、落ち着いた深みのある色で古代紫と呼ばれています。
紫紺染めの絞りは全て手作業でとても贅沢な染めの一つ。
写真は春のお着物にお勧めの帯。

立涌に丸紋絞帯と幾何柄紫紺染帯幾何柄紫紺染帯(写真左)

幾何柄が市松のように並んだ絞り柄。
絞りの文様が細かいので小柄な方にもおすすめです。

立涌に丸紋絞帯(写真右) 86400円

着物から帯に仕立て直したもの。
経年変化で紫が味わい深く変化しています。

田中

紅花の染め

春色紅花紬に浦野藤鼠色経節紬名古屋帯白々と明けていく空のグラデーションを見ると、いつも、紅花染めを思い出します。
「紅花栄う」とは、5月の小満の次候。
紅花を摘むころです。
紅花染の色の美しさには、着物好きだったら一度は魅了されたことがあるのではないでしょうか。

春色紅花紬に浦野藤鼠色経節紬名古屋帯こちらの紅花紬は、とても淡い黄色とピンクのスイートピーをあつめて花束にしたような、ほんわりと優しい色合い。
浦野氏の無地の経節シリーズは、皆様ご存知のとおり、色の美しさで大変な人気です。

たくさんの色が見比べられる今、ぜひご覧になってください。

春色紅花紬(証紙付)108000円 
身丈:4尺2寸(約159㎝) 裄:1尺6寸8分(約63㎝)
※裄出しできます。
浦野 藤鼠色経節紬名古屋帯

194400円

松田

「浦野理一・範雄コレクション200」ご来店ありがとうございました。

動物と春のモチーフの刺繍帯約二週間のあいだ開催してまいりました「浦野理一・範雄コレクション200」も昨日で終了致しました。
たくさんのお客さまにご来店いただき、心より感謝と御礼を申し上げます。
着物と帯、200点という商品の多さに圧倒され、眼福されたお客さまも多く連日大変な賑わいでした。
浦野氏のコレクションは3月にはいってからもお店にございますので、まだご覧になっていないお客様は是非ともいらっしゃって下さい。

動物と春のモチーフの刺繍帯また3月に入り続々と春の新作もお店に並んでおります。
みなさまが待ちに待った春の羽織も今週には入荷します。

愛嬌のある動物と春のモチーフの刺繍帯も、アンティークのものから灯屋オリジナルのものまでご用意しています。
紬に合わせて春の装いにプラスしてみたらいかがですか。

(左から)
レンゲに仔犬刺繍帯 129600円(帯14-12-27)
仔犬と蓮華の刺繍帯 (帯14-12-26)
手鞠と遊ぶ犬刺繍帯 54000円 (帯14-12-25)

田中

わくわくする紬

丁子色経節紬に横段縞切継ぎ名古屋帯

丁子色の名の通り、ふくよかな香り高さを感じる色。赤い変わり井桁に、絣のブルーが効いています。
裂織のように、幾色もの糸をからめて織り上がった帯は、きものの雰囲気をがらりと新鮮にする、わくわくするような面白さ。
小物の色は、季節によって、もしくは、どのような色でも受け入れてくれる帯なので、ぜひ、ご自身に一番似合う色をお選びください。

十字絣

亀甲に十字絣経節紬浦野理一・範雄展は今月で終了致しますが、まだまだ沢山の浦野作品があります。
引き続き3月に入っても展示しておりますので、是非ご覧になりにいらしてください。

写真の着物は象牙色の節のある経糸に、黒い横糸でシャンプレー(霜降り)のような地を表現したもの。
亀甲柄の中に十字絣が織り込まれた、とてもモダンな柄です。
サイズもたっぷりしていますので、身長のある方でもお召しいただけます。
合わせた帯はこっくりとした朱赤の経節紬。
帯をかえれば、ちょっとしたお出かけにも素敵です。

亀甲に十字絣経節紬 237600円 
身丈:4尺4寸(約167.2㎝) 裄:1尺8寸2分(約69.1㎝)

亀甲に十字絣経節紬亀甲に十字絣経節紬  

田中

縞紬

浦野理一滝縞紬藍地に白の縞は、定番的な着物柄。
縞はランダムに入った滝縞で、経節が定番柄に変化をつけています。
帯は、春らしさを締めるように若葉色の無地帯。
どちらも定番的なものですが、糸味を楽しむ着こなしは長く愛用できていつまでも飽きのこないものです。
何気ない着こなしも糸味が良いものを着ると、また一味違った装いになって、嬉しくなります。

浦野理一 滝縞紬 194400円 
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺7寸7分(約67.3cm)

浦野理一滝縞紬浦野理一滝縞紬  

徳永