帯紹介」カテゴリーアーカイブ

着物の季節

最近の冴えた空気は着物を楽しむのにピッタリですね。
本日11月15日は着物の日、着物姿で銀ブラを楽しむ方々が大勢おられました

こちらの帯はもともと着物だったものを帯に仕立て変えました。
ほっこりと落ち葉の積もった山々、風に舞うもみじの葉からは不意に吹く冷たい風を感じられます。

落ち着いた風格のある結城縮はとても暖かくこれからの季節に大活躍する一品です。
お仕立て直しをしてありますので、胴裏・八掛は新しいものが付いています。
小物も色々遊んで、お出掛けをお楽しみ下さい!

 

 

横段に紅葉の染名古屋帯 30,000円+税
微塵格子の結城縮 120,000円+税 身丈4尺1寸7分(約158.5cm)裄1尺7寸5分(約66.5cm)
ビーズの丸ぐけ 8,400円
帯揚げ 4,300円

大橋

浦野の絣、縞、格子

生成りに焦げ茶の素朴な井桁絣。
すっきりとやさしい色でたくさんの絣が、織られたお着物です。
両方の帯とも、遠目からみると無地に見えますが、細い縞と横段の飾らない感じが、とても素敵な経節の名古屋帯です。
浦野の格子や縞は、手に取って、よくよくみると驚くほど凝った色彩で丁寧に織られています。
どれも、それぞれに理一、範雄さんの思いがつまっているようで、ひとつだけ選ぶのは、至難の技。
浦野邸のいっぱいある書籍棚に「幸田格子」という背表紙のファイルがありました。
一生和服で通した幸田文さんご愛用の飽きのこない魅力的な格子が、いっぱい貼られた1冊だったでしょう。
「きものは、心意気で着るものです」とは幸田文さんの言葉。
選ぶのが大変なほど、たくさんある中から、自分だけの1枚を探すのは、この上ない楽しみ。
ぜひ、お時間の都合をつけて、灯屋2銀座店へいらしてください。

16-12-23  17-9-12

浦野理一作 井桁絣経節紬袷着物 200,000円+税

身丈:4尺5分   身丈:4尺2寸

裄:1尺7寸2分    裄:1尺8寸

 

 

 

 

18-11-10

浦野理一作 横段経節紬名古屋帯

140,000円+税

 

 

 

 

 

18-11-5

浦野理一作 細縞経節紬名古屋帯

140,000円+税

浦野の赤と経節紬

諸紬地大蝶の型染め小紋と縦節紬茜色名古屋帯

諸紬地大蝶の型染め小紋と縦節紬茜色名古屋帯

「浦野理一の現代日本のきもの」の表紙を飾る女優夏目雅子の締める赤い帯。

赤い帯は、世代を問わず、女性の愛らしさや強さを映し出しているように感じます。
初期の頃作られた浦野染織工房の無地紬は、可愛らしい小さな粒のような節ですが、後に独特の経節紬が、
誕生します。
この個性的な経節を完成させるまで、仕事に厳しい浦野理一氏は、織り上がった無地の紬を何度も何度も縁側に放り投げ、浦野作品とは認めてくれなかったそうです。
それでもご子息範雄氏は諦めず、試行錯誤5年の後、浦野の経節紬が出来上がります。
無地であっても、浦野作品としての光を放つ経節紬。
型染めや絣の強い着物にも負けない印象をのこす唯一無二の浦野の帯です。
今回の浦野展では、赤、黄色、藍の経節紬の帯をご用意しております。

浦野理一作 諸紬地大蝶の型染め小紋 280,000円+税 着物18-11-04

浦野理一作  縦節紬茜色名古屋帯 ご売約済 帯18-11-23

 

季節の楽しみ

緑地縦縞紬と柿刺繍名古屋帯

緑地縦縞紬と柿刺繍名古屋帯

秋を今かいまかと待ちわびながら過ごしています。
秋は秋の楽しみがあって、また秋の装いに心躍るようです。
ご紹介の帯は、この季節になると人気の柿。
柿尽くしのコーディネートでご紹介です。
帯は、綿麻の生地にこっくりした色合いで柿と枝を刺繍してあります。
柿の実だけでも何色もの糸が使われて深みが出ています。秋色の縞紬で、木々が色づくのを楽しみに待ちたいです。

 

  

 

緑地縞紬 45000円+税
身丈:4尺2寸5分(約161.5㎝) 裄:1尺7寸2分(約65.3㎝)

柿刺繍名古屋帯 60000円+税
柿帯留め 18000円+税
徳永

収穫の季節

稲の刈入れ風景染名古屋帯この時期になると出てくるのが、稲文。
実った稲は豊穣の秋の喜びです。

こちらの名古屋帯は、里の秋。
一家総出で、稲を刈り束ねて干したり、豆を打ったりと大忙し。

稲の刈入れ風景染名古屋帯
懐かしい情景が繰り広げられています。
あたたかみのある絵の所々に刺繍も加えられ、細やかな描写。
おもわず目が離せなくなる、瑞穂の国の原風景です。

稲の刈入れ風景染名古屋帯 (帯15-9-46) 40,000円+税

久留米絣単衣に茶地稲穂に雀名古屋帯実った稲に喜ぶ雀たち。
鳥おどしの鳴子も、まるで一緒に楽しんでいるよう。
紫の野菊が美しさを添える縮緬の染名古屋帯。
素朴な久留米絣の単衣と合わせてみました。
これから便利に活躍します。
まずは肩の力を抜いて、秋をお楽しみくださいね。

茶地稲穂に雀名古屋帯 (帯13-10-25) 58,000円+税
久留米絣単衣 60,000円+税
身丈:4尺(約152㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)

海老沢

秋らしい帯と帯留め

ザクロと葡萄の刺繍名古屋帯暑かった夏は既に過去のこと。
身体に残る疲れも、きれいさっぱり忘れてしまいたい頃。
収穫の季節に元気をもらいましょう。
こっくりとした紫に、白抜きの雲。
見上げると、ザクロや葡萄がたわわに実っています。
秋の喜びが刺繍された名古屋帯です。
美味しいものをお腹の中に納めるだけでなく、締めてよくご覧になれるように!
帯留めも、紅葉したものを選びました。
大きめがうれしい存在感です。
頬が染まるような、良い秋をお迎えくださいね。

帯留め各種ザクロと葡萄の刺繍名古屋帯
100,000円+税

帯留めの写真、上から
やきもの 紅葉の帯留 6,000円+税
木彫り ツタの葉帯留 (ご売約済)
やきもの ぼかし葉っぱの帯留 5,000円+税

海老沢

秋単衣

紫撫子の単衣に万寿菊透かし織名古屋帯灼熱の日差しや激しい台風に翻弄された夏も、ようやく終わろうとしています。
自然はかくも過酷なものかと、うなだれる日もありました。

そんな今、季節のはざかい期に立って、花を探してみませんか?
心慰められる、やさしい秋の花が咲きはじめています。

過ぎゆく思い出を、柔らかな錦紗単衣でそっと包んでみてください。
あたらしい季節の到来です。

アンティークならではの地紋、ぼかしが美しい撫子の花びらの単衣着物。
やはり透かし柄の繊細な、明るい万寿菊の帯と合わせてみました。
ビーズのまるぐけで可愛らしく。

紫撫子の単衣 万寿菊透かし織名古屋帯

紫撫子の単衣 85000円+税
身丈:4尺2寸5分(約161.5㎝) 裄:1尺7寸3分(約65.7㎝)
万寿菊透かし織名古屋帯 帯18-7-06 60000円+税

海老沢

新入荷の帯

明石縮の小紋に白鷺の刺繍名古屋帯白鷺の素敵な刺繍帯が入荷しました。
一本足で立って、まるで歌舞伎の見得を切るような、強い眼差し。
凜々しい姿です。
少し玉虫色に変化する濃紺の絽地の存在感溢れる名古屋帯。

合わせたのは、翅のように軽い明石縮。
透け感がたまりません。
水飛沫のような飛び柄がさりげなくあります。
襦袢に色や柄のあるものを合わせるのもお勧めです。

大人の女性の夏。
それは、まだまだ奥が深いと、どなたかに教えて差し上げてくださいね。

明石縮の小紋 白鷺の刺繍名古屋帯

白鷺の刺繍名古屋帯

明石縮の小紋 50,000円+税
身丈:4尺(約152㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)

白鷺の刺繍名古屋帯 70,000円+税

海老沢

小紋で華やかに

伊予染め秋草模様小紋に辛子色萩に鈴虫の夏名古屋帯暑い日が続きます。
暑いとはいえ、さりげなくお洒落でいたいものです。

ご紹介の着物は、ススキや女郎花の秋草を白く染め残し、伊予染めに縞の染めを施した小紋です。
小紋一枚にも何度も染めを重ね、独特の雰囲気をかもしだしています。
白い秋草が華やかで、萩の織帯を合わせて秋草尽くし。

職人の技で華やかに装う小紋で、暑い夏もお洒落を楽しみたいです。

伊予染め秋草模様小紋

辛子色萩に鈴虫の夏名古屋帯 辛子色萩に鈴虫の夏名古屋帯

伊予染め秋草模様小紋 90000円+税
身丈:4尺3寸(約163.4㎝) 裄:1尺7寸8分(約67.6㎝)
辛子色萩に鈴虫の夏名古屋帯 (帯18-6-63) 35000円+税

徳永

盛夏の織物

変り織麻の葉模様宮古上布に芭蕉布名古屋帯暑さが続きます。
皆様、お身体ご自愛ください。

近年の猛暑はかつてないほど、と聞きます。
ふと、夏の織物に触れて、冷房のなかった時代に思いを馳せて見ました。

ひやりとした感触の宮古上布。

風通しのよい芭蕉布。

南の自然からつくりあげた極上の織物は、さぞ人の心身を癒やし、英気を養ったことでしょう。
糸の一筋一筋が、緻密に交差して織り出した大きな麻の葉模様は、魔除けとしての意味もあります。
夏をのりきる勇気のわく、とっておきの組合わせ。

今年の夏、来年の夏、そのまたずっと先も、盛夏をすごすお守りとしていかがでしょうか。

変り織麻の葉模様宮古上布 芭蕉布名古屋帯に2分紐付きアフリカトンボ玉帯留

変り織麻の葉模様宮古上布 ご売約済
身丈:4尺1寸5分(約157.7㎝) 裄:1尺7寸5分(約66.5㎝)
芭蕉布名古屋帯 ご売約済
2分紐付きアフリカトンボ玉帯留 15,000円+税

海老沢