菊尽くしの秋コーディネート

菊に雲取模様小紋に鶸色に秋の庭図名古屋帯日ごとに感じる涼しい空気に夏も終わりを告げ、気分一新、秋の文様が楽しめるようになってきました。
少し早いですが、袷の小紋のご紹介です。

ポンポンと咲いた大きな菊がアンティークらしい楽しい小紋。
鮮やかな橙色に元気をもらえます。
ちらりとのぞく八掛は抹茶。後ろ姿に個性的なアクセントを添えます。

アンティークの鶯色の刺繍名古屋帯を合わせました。
艶のある美しい日本刺繍で、秋の庭先の風景をお楽しみいただけます。
可愛らしい印象の小紋を落ち着かせてくれる、大人コーディネートです。

桔梗や萩、そして菊、紅葉、蔦…秋は細やかに存在します。
着物に描かれた文様を通して、移り変ってゆく季節を楽しめるのは、ささやかな贅沢ですね。

菊に雲取模様小紋 (着物15-11-4) 48600円
身丈:4尺1寸(約155.8cm) 裄:1尺7寸3分(約65.7cm)
鶸色に秋の庭図名古屋帯 (帯16-10-20) 

菊に雲取模様小紋に鶸色に秋の庭図名古屋帯鶸色に秋の庭図名古屋帯

鶸色に秋の庭図名古屋帯

櫻井

揚羽蝶の単衣

江戸紫に蝶々の単衣付下に菊に梅豪華刺繍名古屋帯9月に入りました。
暦上は単衣の季節となりましたが、まだまだ暑いですね。
今回は薄くて軽いアンティークの単衣のご紹介です。
葉影と牡丹と揚羽蝶の組み合わせがとてもモダンに、妖艶に表現されています。
大正期のものと思われ、袖丈も長く、アンティークらしさが存分に味わえます。

丸帯からお仕立てした名古屋帯を合わせました。元は丸帯、なおかつとても豪華な刺繍ですので、袋帯のような感覚でお使い頂くことも出来ます。

お花の時期としては5月6月が旬ですが、とても雰囲気あふれるお着物ですので、季節を選ばないちょっと洒落たお席にいかがでしょうか。

江戸紫に蝶々の単衣付下 (着物17-6-17) 4
身丈:3尺9寸5分(約150.1cm) 裄:1尺6寸(約60.8cm)
菊に梅豪華刺繍名古屋帯 

江戸紫に蝶々の単衣付下に菊に梅豪華刺繍名古屋帯江戸紫に蝶々の単衣付下

菊に梅豪華刺繍名古屋帯菊に梅豪華刺繍名古屋帯

櫻井

トンボの季節

トンボ柄夏お召しにトンボ刺繍夏帯街中で見かけると嬉しくなります。
赤トンボ、シオカラトンボ、オニヤンマ・・・
多くの種類があるトンボですが、どのくらいご存知ですか?

いなかのほうでは、たくさん群れ飛ぶトンボがおりました。
季節外れの、はかなげなイトトンボの姿も忘れがたいものです。

日本では古くトンボを秋津(アキツ)と呼びました。
そして国土は秋津島(あきつしま)の異名があります。
たいへん昔から、かかわりの深い生きものなのです。

こんなトンボ尽くしの装いでお出かけしたなら、トンボも喜んです―いす―い、そばに来てくれそうですね。

トンボ柄夏お召しトンボ刺繍夏帯

トンボ柄夏お召し 60,000円+消費税
身丈:4尺3寸(約163.4㎝) 裄:1尺7寸5分(約66.5㎝)
お仕立て直し 下前衽先接ぎあり

トンボ刺繍夏帯 30,000円+消費税

海老沢

夏を惜しんで

萩の絽小紋に撫子刺繍夏帯八月も残り少なくなると、なぜかもの哀しい心持ちになります。
なぜなのでしょうか。

薄物の季節ともそろそろお別れ・・・
さびしいですね。

そんな気分をまぎらわしてくれるような、素敵な小紋が入荷しました。
雰囲気あふれる萩の柄は、帯合わせも難しくありません。
サイズもたっぷりです。
やっぱり可愛い装いがお好きというかたへ。
撫子の刺繍帯で華やかにどうぞ。
 
萩の絽小紋に撫子刺繍夏帯夏を十二分にあじわって、おもい残すことのないように。
それが次の季節への心づもりに繋がりますね。

萩の絽小紋 80,000円+消費税
身丈:4尺2寸5分(約161.5㎝)
裄:1尺8寸5分(約70.3cm)
撫子刺繍夏帯 

海老沢

秋までに

月に紅葉の開き名古屋帯少し暑さが和らいだようなきがする今日この頃・・・・
夏の盛りも過ぎ、気持ちがだんだん秋に向かっていっていると思うのは日本人のだけの楽しみ。

8月の間は、夏素材の絽や紗の着物を少し濃い目の色目にして秋草の図柄の帯を締めて、秋を楽しみに待っています。

店頭には、桔梗や紅葉の刺繍帯、ぶどう柄の染帯など秋を待つ間の帯がまだまだ沢山あります。
現代の気候では、夏帯をながめに締めていることも多くなりました。
秋の図柄の帯をぜひ手にとってご覧下さい。

そして、9月も半ばに近づけば単衣帯に締め替えます。
ご紹介の帯は袷用ですが、単衣着物にも締められる薄手の染帯です。
この帯を締めるまでに、まだまだ締めたい帯はたくさんあります。
龍田川の和歌を思う前に、うつりゆく季節を帯に写しながら楽しみたいものです。

月に紅葉の開き名古屋帯月に紅葉の開き名古屋帯に紅葉筏帯留

月に紅葉の開き名古屋帯 
紅葉筏帯留(やきもの) 8000円+税 (※三部紐別)

秋の音色

虫たちの刺繍明石縮に萩に桔梗刺繍絽名古屋帯長かった雨がようやく上がりました。
日が落ちると涼しさを感じるようになり、少しずつ秋の気配が漂ってきています。

今回は、そんな秋らしい風情あふれるコーディネートのご紹介です。

きりぎりすと蛍がさり気なく縫い取られた黒地の明石縮に、艶のある白い桔梗が美しい帯を合わせて。
静かなモノトーンの世界がそこに現れました。
かすかに聞こえる鈴のような虫の音に、感覚が研ぎ澄まされていくようです。

蛍の時期には帯を変えてお使いいただけます。

虫たちの刺繍明石縮萩に桔梗刺繍絽名古屋帯

萩に桔梗刺繍絽名古屋帯に象牙菊帯留

虫たちの刺繍明石縮 
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
萩に桔梗刺繍絽名古屋帯 
象牙菊帯留 15000円+税

櫻井

夏の優雅

夏の優雅江戸から明治の夏衣装を直してお召しになられてるおふたり様。

しばし、放心してしまう優美さに気温が高いなど、まったく頭の中からなくなってしまいました。

大人の美しい夏衣装。

やさしいおふたりのお人柄が、風になってまわりの空気までかえてしまいました。

夏の優雅夏の優雅


白井

季節の半衿

灯屋2では、引き続き8月いっぱいはお買上価格10%の商品券を差し上げています。
夏の着物に合う帯留や小物も対象商品です。
オリジナルの麻の丸ぐけ、オリジナルで染めた帯揚げやアンティークの半衿などなど、たくさんご用意しております。

その中から、今回は華やかな染と刺繍の半衿をご紹介します。

染半衿
染半衿
(左から)

撫子と秋草絽縮緬半衿 2,500円+税
青紅葉絽半衿 2,400円+税
ススキに萩絽縮緬半衿 2,500円+税
松に松ぽっくり絽半衿 1,800円+税

刺繍半衿
刺繍半衿
(左から)

蝶刺繍たて絽半衿 11,500円+税
小花絽縮緬半衿 5,000円+税
桔梗刺繍半衿 12,000円+税
木の葉刺繍半衿 6,800円+税


田中

夏の宵の風情

縞に横段つなぎ小千谷縮に風鈴の染絽名古屋帯遠くから花火を打ち上げる音や、盆踊りのお囃子が聞こえてくる季節。

すだく虫の音、蚊取り線香の香り。
心静かに宵をすごすのも良いものです。

帯がおしえてくれる日本の夏。
風にそよぐすだれ、風鈴、ノウゼンカズラ、野菊がしっとり描かれています。

爽やかな小千谷縮とともに、たいせつな人と過ごすかけがえのない時間にお召し下さい。

風鈴の染絽名古屋帯
風鈴の染絽名古屋帯 
 
縞に横段つなぎ小千谷縮 (着物16-6-22) 100,000円+税
身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
お仕立て直し


海老沢

「宮古上布」

宮古の海7月の終わりに夏休みを頂き、宮古島に行ってきました。
毎年ダイビングを兼ねた夏の旅行として、沖縄本島や石垣島には行っていましたが、宮古島は今回が初めてです。
宮古島諸島は大きな山もなく、比較的平坦な島の多い諸島です。
島の周りには日本最大のサンゴ礁・八重干瀬(やびじ)が広がり、サンゴ礁の美しさは東洋一と言われています。

宮古島市伝統工芸品センターせっかく宮古島に来たのだからと、宮古織物事業協同組合が運営する「宮古島市伝統工芸品センター」を見学。
宮古上布は、今では年間の生産反数が30反以下と言われる大変貴重な麻織物で(平成24年26反)1975年に国の「重要無形文化財」に認定され、昔ながらの技術が受け継がれています。

●重要無形文化財・宮古上布指定の要件
①すべて苧麻を手紡ぎした糸使用
②絣模様をつける場合は伝統的な手くくり
③宮古の主な植物染料で染織
④手織りであること
⑤砧打ちでしわを伸ばし、布目を整えること

宮古上布は、今も昔と変わらぬ根気のいる工程でつくられています。
1反の着尺の糸を績むのに、3ヶ月かかり、染織は15~16回。
熟練した人でも1日30㎝、約3ヶ月かけて織上げます。
また、仕上げの砧打ちも10時間以上かけて織目を整えます。
組合の検査を受けたものは、何百万の値がつけられ市場に出ていきます。

私達の手元には、おそらくその2~3倍の値になって届くのでしょう。
センターの中では、古くからの図案や製作のための道具が展示されています。
研修生の一人の方が実演で、絣の細かな上布を織っていました。
(1日13㎝しか織りあげられないそうです)
彼女は7年目で、一人前になるのは10年経ってからと笑顔で言っていました。

宮古上布下地恵康作 宮古上布に科布縞の名古屋帯

下地恵康作 宮古上布

今回紹介の宮古上布は灯屋2にあります、伝統工芸士の認定を受けている、下地恵康(しもじけいこう)さんの図案のもの。
蚊絣をベースにさまざまな柄がパッチワークのように織り込まれた美しい柄です。
宮古上布の繊細な工程を知るほど、この上布の琉球藍の美しさや、緻密さを感じます。
また、途方もない時間をかけ、様々な人の手を通りこの1枚の美しい布が出来あがったかと思うと胸が熱くなります。

意匠 下地恵康作 宮古上布 (着物11-6-3) 600,000円+税
身丈:4尺2寸5分(約161.5㎝) 
裄:1尺6寸5分(約62.7㎝) 1尺8寸(約68.4cm)までお直し可

科布縞の名古屋帯 (帯17-5-52) 140,000円+税

田中