紬の楽しみ

本場結城無地袷紬にアドラス名古屋帯柿色の本場結城にのせた外国布の帯は、中央アジア・ウズベキスタンのアドラス。
アドラスは、緯糸を綿、経糸を絹で織られた、いきいきとした模様の経絣です。
無地の紬とアドラスの帯は、まるで、昔からの友人のように互いの良さを引き立てあいます。
お袖の振りからチラリと覗くインド木版染め更紗もチームに加わり、お召しになる方のうしろ姿を印象的に演出。
シンプルな装いが、大人の女性にしっくりと。
シルクロードの風を感じて、紬を自由にお召しいただけそうですね!
お洋服でご来店のお客様でも、お衿をつけていただくとお着物をご着用しているようなご試着が出来ます。
今までと少しちがう装いをしてみたいな・・と思っていらしたら、お気軽にすぐにご来店ください。

本場結城無地袷紬にアドラス名古屋帯この大胆な模様の経絣は、19世紀初頭のウズベクハン国時代より、オアシスの街々の統治者や富裕な商人が、ベルベットの式服、衣装で纏っている記録や写真が残っています。
この衣装や織物は、今も博物館や個人のコレクションとして大切に保存されています。
その後も裕福で洗練された美意識を持つ人々の支持を得て、このイカットは、素晴らしいデザインの多彩さをみせていきます。
19世紀末には、簡素なタイプのものならば、中央アジア中の人々が、着るようになっていきますが、ロシアの中央アジア支配により、安価な工業製品の布が広まります。
伝統的で美しいこの絣も一度は、荒廃し安価な模造の絣にとって変られ、模様はプリントになった時期もありました。
しかし、それを、嘆いたロシアと中央アジアの起業家達の手により、この絣模様、絹織物は、フェルガナ地方で復興されてきました。
そしてついにこの2~3年の間、ウズベキスタン政府が、日本にも協力を依頼して、洗練されたデザインと良品質のアドラスを生み出す事に急成長をみせています。
灯屋2も大好きなウズベキスタンの布が、今回の「外国布の帯と羽織展」でお仕立てされ新商品の帯や羽織となり、輝きを放っています。
品数も豊富にご用意できました。
会期も後半になってきましたが、この機会をお見がしなく、ぜひご来店ください。
  

本場結城無地袷紬 
身丈:4尺2寸(159.6cm) 裄:1尺6寸8分(約63.8cm)(1尺8寸5分:約70.3cm可)
アドラス名古屋帯 各48600円
カシミールショール
水玉アドラスショール 12960円