帯紹介」カテゴリーアーカイブ

梅雨の季節の花

紫陽花文様付下に格子絽綴れ帯6月に入ると様々な所で紫陽花祭りが開催されます。
梅雨の風物として古くから愛されている紫陽花。

開花から日を経るに従って花色は徐々に変化する妖艶な花。
雨に濡れるほど美しく輝きます。

そんな紫陽花文のお着物を、梅雨に入る前の清々しい季節にお召しになるのも楽しいものです。

紫陽花文様付下紫陽花彫金帯留

紫陽花文様付下 (着物13-4-8) 172,800円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝)
裄:1尺7寸8分(約67.6㎝)
格子絽綴れ帯 
紫陽花彫金帯留 28,080円

田中

語りかけたくなる帯

筏乗り刺繍名古屋帯人物柄はちょっと苦手というかたも、
こんな帯なら、微笑ましく思われるのではないでしょうか。
困った時に力になってくれそうな頼もしさも。
顔が見えないのが良いところでもあり(笑)。

おじさん、私の悩みをきいてちょうだいな。
黙って頷き、元気出せよ!と励ましてくれそうですね。

天気雨の図名古屋帯天気雨の図名古屋帯

筏乗り刺繍名古屋帯 (写真上) 45360円
天気雨の図名古屋帯 (写真下)

海老沢

異国の風

文明開化の訪問着と帆船の名古屋帯指先でトトン!とクリックするだけで、どこにいても瞬時に、様々な事柄がわかる現代。
このお着物に描かれた時代には、よもや思いもよらぬ事でしょう。
江戸から、明治、大正と小さな島国日本が胸に抱いた夢やあこがれ。
心の中に勇気や好奇心が、いっぱいつまっていた希望の時代。
まさしく文明開化の音がします!
人力車、天秤棒を担いだ物売り、日本髪や髷を結い提灯を手にした着物姿の民衆、そのそばには、ウエストのキュッとしまった洋装のご婦人とジェントルメン、ライオン使いまで登場しています。
空になびく工場の煙は、イギリスの産業革命を語っているのでしょうか。
このお着物は、明治から大正はじめごろに作られた物だと思われますが、新時代の幕開けが、しるされているなんて見ているだけでワクワクします。
帆船の名古屋帯こういうヴィンテージなお着物は、帯合わせが、なかなかむずかしいのが、正直なところですが、ぴったりの帯と出会いました。
風いっぱいを帆にはらみ、大海原へこぎ出してゆく船。
なんてモダンな装いでしょう。
作られた方の心意気に感謝、そして歴史を表現出来るなんて着物ってすごい!
5月27日(土)より夏着物展「水色な夏」を開催します。
HPやブログでご紹介してまいりますので、お楽しみにごらんください。

文明開化の訪問着(着物17-4-43)と帆船の名古屋帯
一式にて45万+税

白井

「立夏」

蜻蛉に秋草花紋単衣に秋草に虫籠の図絽名古屋帯暦の上では夏の始まりの時期。
ここ数日初夏を感じるような日もあり、夏着物も気になる頃です。
灯屋2では、27日(土)から夏の企画展がはじまります。
少し先がけて、夏までお召しになれる単衣をご紹介します。
写真の蜻蛉に秋草花紋の単衣は紋錦紗と呼ばれる、蜻蛉の羽根のように軽やかな生地でできています。

糸が細く透け感があるので、単衣の時期から夏着物の時期までお召しになれます。
花と花の間を蜻蛉が優雅に飛びかっている紋様は、甘くなりすぎず大人の女性がさらりと着れる夏着物です。

合わせた黒地の絽の帯は、お太鼓にも前にもたっぷりの刺繍を施しています。
お太鼓には虫籠があり、秋の気配を感じる絵柄。
ぴったりの撫子の帯留を合わせてみました。

蜻蛉に秋草花紋単衣に秋草に虫籠の図絽名古屋帯銀撫子帯留

蜻蛉に秋草花紋単衣 64,800円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝) 裄:1尺6寸3分(約61.9㎝)
秋草に虫籠の図絽名古屋帯 54,000円
銀撫子帯留 16,200円

田中

朝顔のたのしみ

朝顔の単衣小紋に無地絽名古屋帯抑えたグレー地色に朝顔の花。
可愛らしい小紋です。

帯は無地の絽名古屋帯。
帯留は仲良く並んで泳ぐ鯉にしてみました。

夏が大好きなかたに、お似合いな組み合わせです。

べっ甲 鯉二匹帯留
朝顔の単衣小紋 (着物17-4-50) 97200円
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)
無地絽名古屋帯 
べっ甲 鯉二匹帯留 12000円

海老沢

いずれがアヤメかカキツバタ

アヤメ柄五つ紋単衣にアヤメ開き名古屋帯綺麗に咲き揃う季節になりました。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方はあるようですが、どれも素晴らしく美しいですね。
こちらの五つ紋は、水のようでも空のようでもある青に、くっきりと大輪の花。
帯も群生したようすが華やかです。
この季節ならではの贅沢な組み合わせになりました。

アヤメ柄五つ紋単衣 91800円 
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm) 袖丈:1尺7寸7分(約67.3cm)
アヤメ開き名古屋帯 70200円

アヤメ柄五つ紋単衣アヤメ開き名古屋帯

海老沢

古典柄の夏帯

ゴールデンウィークも終わり、新緑の美しい行楽シーズンです。
お店に来店されるお客様も単衣の方が徐々に増えています。
写真の帯は、そんな単衣にさらりと締められる絽の染帯。
小紋などのお着物にも合わせやすい、古典柄をご紹介します。

古典柄の夏帯貝合文に貝桶の図染帯 21,600円 (写真右)

貝合わせは、平安の頃に始まった遊戯の一つで、絵かるたのようなもの。
貝に美しい絵を描き左右に分けて絵柄を合わせる遊びですが、その貝を文様化した物が貝合わせ文です。
その貝をしまっておく入れ物を貝桶といい、貝合わせと一緒に描かれることも多い。
初夏らしい淡い色合いが優しい染帯。
お太鼓部分には銀糸の糸目くくりと部分的な刺繍が施され、可憐な印象。

古典柄の夏帯雪輪と流水に草花の図

黒地に雪輪と流水紋がシルエットで描かれ、その中に可憐な草花が配されています。
春のあやめや時計草、秋の萩や桔梗、柳に菊。
黒地の帯は明るい色のお着物にもきりっと締まり、モチーフも多き過ぎず合わせやすい帯です。

牡丹に秋草の図染帯 21,600円 (写真左)

明るい珊瑚色の地に牡丹と秋草が描かれています。
ところどころに入った染疋田柄の黒が効いています。
小紋などと合わせて華やかに装って頂きたい一枚。

田中

夏の予感

流水文様単衣小紋にヨットにカモメと風景の図染帯日々陽射しが強くなるのを感じる今日この頃です。

今回紹介のコーディネートは、夏を予感させるような着物と帯。
着物は大胆な流水文の錦紗の単衣。
透け感の錦紗の地に、オレンジの糸目くくりが華やかな雰囲気を醸し出しています。
所々に入った銀通しも光にあたるときらきら輝きます。
単衣の着物ですが透け感があるので、帯によって単衣の時期から初夏までお召しになれます。
合わせた帯は避暑地の風景でしょうか。
ヨットの廻りを飛び交うカモメやヨットの影が、水面に映り夏らしく輝いています。
初夏の風景を切り取ったような手描きの美しい帯です。

流水文様単衣小紋ヨットにカモメと風景の図染帯

ヨットにカモメと風景の図染帯

流水文様単衣小紋  お仕立て直し
身丈:4尺1寸5分(約157.7㎝)  裄:1尺7寸3分(約65.7㎝)
ヨットにカモメと風景の図染帯 43,200円

田中

紅花紬の単衣

紅花紬単衣にアザミの花本袋帯陽射しの暖かくなってきたこの季節にぴったりの紅花紬です。

水色を基調とした優しい縦縞のぼかし。
水色~グレー~紫へと、あたたかみの感じられるグラデーションに、纏った人の気持ちも優しくなります。
細い糸で織られていますので、肌触りがとても柔らかく軽やかです。
紬らしいぬくもりを感じられる風合いで、夕方はまだ少し風が冷たく感じられる頃に、ほっとするような着心地です。

合わせた帯は、アザミの染められた綴れ織の本袋帯。
表地と裏地が筒状に織りあげられているため表裏の縫い目が無いのが特徴で、今では大変珍しいものになります。
こちらの帯は洒落袋として、カジュアルにお使い頂けます。
両面に柄があり、また全通柄なので、飾り結びにしても素敵です。

紅花紬単衣アザミの花本袋帯

紅花紬単衣 
身丈:4尺2寸(約159.6cm) 裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
アザミの花本袋帯 

櫻井

映画『日本橋』にみる美世界、そして引き抜き帯

映画『日本橋』市川崑監督 『日本橋』を見て、圧倒的な美に酔いました。
泉鏡花原作。明治期の花柳界。

時代考証では当時の芸者は、地味な江戸小紋を着用していたそうですが、あえて派手な衣装をこしらえたそう。

むせかえるような人工美の女性の色香と、その宿命のむごさがあいまって、忘れられない映画になりました。

映画『日本橋』そして、要チェックなのは、引き抜き帯の美しさ。
映画の中で、手際良く帯を締めるシーンがあるので、是非ご覧になって下さい。
お太鼓をだらりと長く垂らしたり、短くしたりと、スタイルもさまざま。

前も美しいけれど、後姿の美こそ、着物の醍醐味です。

丸帯の引き抜き帯は、当店にもございます。
豪華で重量感たっぷりなので、袋帯に仕立て直しもします。

丸帯の長さは約4メートル。
袋帯の長さは約4メートル20センチ。
ひろげてみるとお太鼓柄がさかさまに。
丸帯は引き抜き結びにすることで、お太鼓は二重になり、垂先と柄の向きが合うのです。

マジックのような引き抜き結び、芸者さんになった気分で一度はチャレンジして下さいね。
引き抜き結びを覚えたい方は、銀座店でおっしゃってください。


冊子に四季の図丸帯 冊子に四季の図丸帯

冊子に四季の図丸帯 21600円

鶴と松の刺繍丸帯 鶴と松の刺繍丸帯


鶴と松の刺繍丸帯 67200円

海老沢