着物紹介」カテゴリーアーカイブ

絞りのもみじ

縞横段縮緬小紋に籠にもみじ絞り染名古屋帯ひんやりとした風、木々はそろそろ、色を着替える準備をしているところでしょうか・・・。

黒地の一越縮緬に、絞りによってうまれた、これ以上ない優しくかわいらしい籠ともみじ。
縁が金糸で縫いとられて、角度によってきらきらとまたたき、思わず笑みがこぼれるような可憐さを持った帯です。

秋に手をとりたくなる、茶や橙、深みのある紫の入った小紋は、エッジの効いた縞模様と対照的に、とても軽く、やわらかな手触り。
実を結びはじめた季節の景色に、不思議となじんでしまいそうです。

縞横段縮緬小紋に籠にもみじ絞り染名古屋帯

籠にもみじ絞り染名古屋帯 37800円
縞横段縮緬小紋 (着物15-9-30) 86400円
身丈:4尺5分(約154cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)

松田

木守り

本場結城紬と柿の染帯駅までの道にある柿の木に、枝がしなるほどたくさんの実がなっていて、思わず眺めてしまいました。

柿を収穫するときは、ひとつだけ残して来年もたくさん実るように願いを込めるそうです。

そのひとつ残した柿を「木守り」とか「木守り柿」というそうです。

ご紹介の着物は、蚊絣の本場結城紬に柿の染帯。
無地感覚の蚊絣の結城は、深い深い焦げ茶色で、この季節に目に馴染みあきのこない紬です。
落ち着いた色目の紬に、鮮やかに柿の実が描かれた染帯で秋のコーディネートにしてみました。
帯をかえて違う季節も楽しみたい一枚です。

柿の染帯本場結城紬柿の染帯に千鳥の帯留

本場結城紬 136500円
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸3分(約65.7cm)
柿の染帯 44100円
帯揚げ 4300円
千鳥の帯留 37800円

徳永

赤い屋根の帯

赤い屋根の帯可愛い帯を見つけました。
「小さいおうち」という中島京子さんの小説があり、映画にもなりました。
赤い屋根の家が舞台のお話です。

奥様の帯が、出掛けた時と帰って来た時では、柄の出具合が違っているのを女中さんが気が付いて・・・・
というワンシーンが印象的でした。

これからの季節、デートやお友達との語らいに活躍しそうな組み合わせです。
どうぞ、充実した秋をお過ごしくださいませ。

小さいおうちの名古屋帯 59,400円
子持縞紬着物 59,400円 身丈:4尺1寸8分(約159cm) 裄:1尺7寸5分(約66.3cm)

海老沢

秋の礼装

行事の多い季節、七五三のお母様や秋のおよばれなど、おめでたいお席へのご準備はお済みでしょうか。

お仕立て直しの江戸小紋、美しい唐織の袋帯など、ご用意しております。
あでやかな紫に、翻る御簾と色紙が雅びな訪問着は、地紋に菊が織り込まれています。地紋で魅せる、昔のものならではの華やかさが素晴らしい生地。
シックにきめるか、華やかに目を引く装いか、自分らしい礼装をお探しの方は、ぜひご相談ください。

江戸小紋に唐織袋帯

江戸小紋 38000円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺7寸8分(約67.6cm)
唐織袋帯 37800円

御簾に色紙文訪問着に丸繋華文袋帯

御簾に色紙文訪問着 86400円
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
丸繋華文袋帯 27000円

松田

柿の刺繍帯と結城縮

結城縮袷と柿の刺繍帯青海波模様の織地に柿の刺繍を施した、この時期ならではの帯。
緻密な刺繍の柿の実と葉のオレンジが黒地により華やかに表現されています。
黒地の帯は何に合わせても受け入れてくれる万能な色。
合わせた結城縮のような抑えた着物でも、明るい色の着物でも合わせやすく、楽しめます。

合わせた結城縮は程よくこなれた風合いと軽さが特徴。
シボのある分、冬も暖かく肌触りも柔らか。
ベージュと濃藍の2色の糸使いが珍しい一枚。

結城縮袷と柿の刺繍帯結城縮袷

柿の刺繍帯 108000円
結城縮袷 126000円 
身丈:4尺1寸(約155.8cm)、裄:1尺7寸5分(約66.5cm)

田中

本場久米島紬と蜘蛛の巣帯

本場久米島紬と蜘蛛の巣の刺繍帯日本の紬絣技術は久米島を起点に発達し、沖縄本島、奄美大島を経て本土に伝えられ、大島紬、久留米絣、結城紬などの元となっています。
いわば久米島紬は日本の紬の里。
昭和52年には県の無形文化財として指定され、平成16年には国の重要文化財として指定さています。

写真の久米島紬は泥染めの黒褐色の色が美しく、独特の絣柄が並んでいます。
沖縄の着物の持つ温かみが伝わってくる一枚です。

合わせた蜘蛛の巣の刺繍の帯は灯屋オリジナル。
丁子色の地がなんとも久米島紬にすんなり馴染みます。
風合いのある紬地に味わいがあります。

本場久米島紬と蜘蛛の巣の刺繍帯本場久米島紬

本場久米島紬 129600円 
身丈:4尺2寸(約159.6cm)、裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
蜘蛛の巣の刺繍帯 (帯15-9-56) 108000円

田中

石榴の羽織

石榴羽織大きな石榴が目につく季節です。
お店にも素敵な石榴の羽織がございます。
淡い色味が美しい、旬の装いをお楽しみくださいませ。

石榴羽織石榴羽織 83,260円

身丈:2尺7寸(約102.2cm)
裄:1尺7寸5分 (約66.2cm)
袖丈:1尺2寸5分(約47.3cm)

海老沢

野山の小鳥

市松に花模様錦紗散歩着と楓に小鳥刺繍名古屋帯ふっくらとしたあたたかみある織地に、楓にとまった緑の小鳥の刺繍。

秋が深まる野山でかわいらしい小鳥を見つけたら、わけもなく嬉しくなるのではないでしょうか。
そんな情景をとどめた帯です。

裾に繊細な刺繍の入った散歩着は、ひかえめな落ち着きある抹茶色。
紅葉を思わせるような鮮やかな色を一点だけ挿してみても、綺麗かもしれません。

市松に花模様錦紗散歩着と楓に小鳥刺繍名古屋帯市松に花模様錦紗散歩着

市松に花模様錦紗散歩着 97200円
身丈:3尺9寸8分(約151.2cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
楓に小鳥刺繍名古屋帯 43200円

松田

着物日和

縞に矢羽根袷小紋と黒繻子に鳥と木の実の刺繍名古屋帯吹く風も、少し肌寒く感じるようになりました。
お天気に恵まれると着物を着たい気分にさせます。

ご紹介の着物は、纏ってみてはじめて浮かび上がる矢羽根の地紋が織りこまれた布地に、型染めで縞を染めたうえにさらに矢羽根をが染めてある職人技が凝縮した小紋。
手摺りで染められた細かい縞が全体の雰囲気をだしています。
合わせた帯は、大正から昭和初期にかけて流行った黒繻子の帯。
鮮やかな色で刺された刺繍が、黒地に映えて華やかな印象です。

縞に矢羽根袷小紋と黒繻子に鳥と木の実の刺繍名古屋帯縞に矢羽根袷小紋

縞に矢羽根袷小紋 (着物15-9-31) 86400円
身丈:4尺2寸(約159.6cm)  裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
黒繻子に鳥と木の実の刺繍名古屋帯 (帯13-10-18) 78000円
帯揚げ 4300円
帯締め 3990円

究極の「いき」

南天と雀の八掛け黒無地袷江戸のお洒落の事を何度かブログで書かせて頂きました。
渋好みの究極の色、それは黒に行きつくのだそうです。
なんでも、廓通いをするような通人のなかには、上から下まで、内側から表まで、真っ黒な衣装を誂える男性もいたようで。
一見、地味で何の変哲もないようでありながら、襦袢や着物や羽織を、それぞれ染や織りなど素材を変えて楽しんだとか。
羽二重、縮緬、紬…遠目では判別がつかないようでも、よくよく見たり触れることではじめて違いの分かるお洒落。
「いき」とはそういうことなのでしょう。

南天と雀の八掛け黒無地袷まさにそんな着物をご紹介します。
やわらかく糸味のある紬縮緬の表地に、胴裏も黒。
八掛も黒。江戸好みの雀と南天が可愛らしい染の縮緬となっています。
さてさて、今を生きる通人は、どこにお出かけしましょうか。

南天と雀の八掛け黒無地袷 (着物15-9-47) 135000円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm) お仕立て直し

海老沢