「着物紹介」カテゴリーアーカイブ

アンティークで楽しむ普段着

雑誌「七緒」で、アンティークの特集がありました。
当店の着物や帯も掲載されています。

お洋服のようにさらりと気軽に、等身大でお召しいただける組み合わせを幾つかご紹介致します。

カジュアルな印象の大きな格子に、遊び心溢れる玩具の柄の帯を。
アンティークらしく個性的ですが、しっくりと街に馴染みます。

白地に藍格子紬　60000円＋税
身丈：4尺1寸(約155.8cm)　裄：1尺6寸5分(約62.7cm)
茶色地おもちゃ尽くし名古屋帯　70000円＋税

戦前の縮緬地の着物から帯に仕立てました。
やわらかい縞の着物を合わせました。
素朴ですが上品な雰囲気が漂います。

ベージュ地縦縞生紬　120000円＋税
身丈：4尺1寸(約155.8cm)　裄：1尺7寸(約64.6cm)
垣根に菊と蝶名古屋帯　

濃紺の花織風の絣が入った、合わせやすい単衣です。
古いペルシャ更紗の帯を載せて、民芸調の温かみある表情に。

花織風絣単衣紬　60000円＋税
身丈：4尺(約152cm)　裄：1尺7寸(約64.6cm)
インド更紗名古屋帯（帯14-10-40）

ふだんの装いにひとさじ、ユニークなモチーフや味わいある染めを取りいれてみると、新鮮な表情に生まれ変わります。
自分らしさを演出できるアンティークを、是非見つけてみてください。

ご来店の際は着物や帯を実際にお持ちいただき、絶妙な色味や質感を合わせてみるのがおすすめです！

櫻井

単衣の楽しみ

秋らしい単衣の装いです。
糸のグラデーションが美しい横縞の単衣紬。
あわせたのは塩瀬に秋野菜が描かれた帯。
灯屋２のオリジナル商品です。

夏の疲れは秋の実りを味方につけて。
さあ、元気よくまいりましょう！

　
横段単衣紬　(着物16-4-8)　80,000円＋税
身丈：4尺1寸(約155.8cm)
裄：1尺7寸5分(約66.5cm)
秋野菜名古屋帯　50,000円＋税

海老沢

新入荷の帯

9月に入り幾分暑さも和らぎ、秋めいてきました。
お店にも、秋を感じる秋草や菊、柿のモチーフなど新作の着物や帯がぞくぞくと入荷してきています。

今回は繊細な縮緬地の秋のモチーフの帯をご紹介します。

(写真左から)
桔梗にすすき染縮緬帯　45,000円＋税

アールデコ調とも取れる、桔梗とススキが配された帯。
大小のドットがモダンな印象をプラスしています。
お月見の季節に締めたい帯です。

竜田川染縮緬帯　

青と灰色の流水に、茎だけが緑に染められた紅葉が描かれています。抑えた色合いだけにどんなお着物でも合わせやすい帯です。
こちらは、紅葉狩りを待ちわびるように締めたい帯です。

縞小紋袷　
身丈：4尺3寸(約163.4㎝)
裄：1尺8寸(約68.4㎝)

田中

菊の羽織

いつのまにか五節句の一つである重陽（9月9日）も過ぎました。
菊の季節到来です。
菊の香は、やがて吹く冷たい風を思い出させます。
そろそろ羽織り物も必要となる頃に、こんな華やかなものはいかがでしょう。
裏地も可愛らしく、お値段もお手頃です。
明るい秋をお楽しみください。

菊の羽織　20,000円＋税

身丈：2尺5寸5分（約96.9㎝）
裄：1尺6寸5分（約62.7㎝）
袖丈：1尺7寸6分（約66.9㎝）

海老沢

菊尽くしの秋コーディネート

日ごとに感じる涼しい空気に夏も終わりを告げ、気分一新、秋の文様が楽しめるようになってきました。
少し早いですが、袷の小紋のご紹介です。

ポンポンと咲いた大きな菊がアンティークらしい楽しい小紋。
鮮やかな橙色に元気をもらえます。
ちらりとのぞく八掛は抹茶。後ろ姿に個性的なアクセントを添えます。

アンティークの鶯色の刺繍名古屋帯を合わせました。
艶のある美しい日本刺繍で、秋の庭先の風景をお楽しみいただけます。
可愛らしい印象の小紋を落ち着かせてくれる、大人コーディネートです。

桔梗や萩、そして菊、紅葉、蔦…秋は細やかに存在します。
着物に描かれた文様を通して、移り変ってゆく季節を楽しめるのは、ささやかな贅沢ですね。

菊に雲取模様小紋　(着物15-11-4)　48600円
身丈：4尺1寸(約155.8cm)　裄：1尺7寸3分(約65.7cm)
鶸色に秋の庭図名古屋帯　(帯16-10-20)　

櫻井

揚羽蝶の単衣

９月に入りました。
暦上は単衣の季節となりましたが、まだまだ暑いですね。
今回は薄くて軽いアンティークの単衣のご紹介です。
葉影と牡丹と揚羽蝶の組み合わせがとてもモダンに、妖艶に表現されています。
大正期のものと思われ、袖丈も長く、アンティークらしさが存分に味わえます。

丸帯からお仕立てした名古屋帯を合わせました。元は丸帯、なおかつとても豪華な刺繍ですので、袋帯のような感覚でお使い頂くことも出来ます。

お花の時期としては5月6月が旬ですが、とても雰囲気あふれるお着物ですので、季節を選ばないちょっと洒落たお席にいかがでしょうか。

江戸紫に蝶々の単衣付下　(着物17-6-17)　4
身丈：3尺9寸5分(約150.1cm)　裄：1尺6寸(約60.8cm)
菊に梅豪華刺繍名古屋帯　

櫻井

トンボの季節

街中で見かけると嬉しくなります。
赤トンボ、シオカラトンボ、オニヤンマ・・・
多くの種類があるトンボですが、どのくらいご存知ですか？

いなかのほうでは、たくさん群れ飛ぶトンボがおりました。
季節外れの、はかなげなイトトンボの姿も忘れがたいものです。

日本では古くトンボを秋津（アキツ）と呼びました。
そして国土は秋津島（あきつしま）の異名があります。
たいへん昔から、かかわりの深い生きものなのです。

こんなトンボ尽くしの装いでお出かけしたなら、トンボも喜んです―いす―い、そばに来てくれそうですね。

トンボ柄夏お召し　60,000円＋消費税
身丈：4尺3寸（約163.4㎝）　裄：1尺7寸5分（約66.5㎝）
お仕立て直し　下前衽先接ぎあり

トンボ刺繍夏帯　30,000円＋消費税

海老沢

夏を惜しんで

八月も残り少なくなると、なぜかもの哀しい心持ちになります。
なぜなのでしょうか。

薄物の季節ともそろそろお別れ・・・
さびしいですね。

そんな気分をまぎらわしてくれるような、素敵な小紋が入荷しました。
雰囲気あふれる萩の柄は、帯合わせも難しくありません。
サイズもたっぷりです。
やっぱり可愛い装いがお好きというかたへ。
撫子の刺繍帯で華やかにどうぞ。
　
夏を十二分にあじわって、おもい残すことのないように。
それが次の季節への心づもりに繋がりますね。