気持ちのよい朝陽の中、うれしそうにおしゃべりしている鳥達の声が聞こえて、私たちも元気になりますね!
今年はあっと言う間に葉桜になったあと、肌寒くなるほどでしたが、池の中にもちらちらと緑が見えはじめました。
銀座に吹く風の香りもすこしづつかわってきました!
灯屋2も明日3月18日(土)からの「単衣はレトロに!」の準備をすすめております!
ホームページでもご紹介しておりますが、ぜひ銀座店におでかけください!
灯屋2
陽射しの暖かさに春の足音が聞こえ、心がほっと、温まる日がふえてきました。
灯屋2春の企画展「寄せ裂と刺繍の美」へ毎日沢山のお客様のご来場ありがとうございます!
会期も本日を含めあと3日となりましたが、土日もございます。
ぜひご来店ください。
今回の新作帯は、古き良き時代、先人達の丹精した布を灯屋2で集め、それぞれの布の良さをいかし、寄せ裂や切継ぎにお仕立てした美しい帯、そして「どれほど時間をかけた事かと…」心を魅了する見事な刺繍帯。
ご来店のお客様にも、モチーフも多彩で楽しめる刺繍帯が揃っていると、驚きと共によろこんでいただいております。
お着物は、明治の江戸小紋、大正更紗、昔の質の良い真綿で織られた紬などを寄せ合わせお仕立てした物など、新作のほとんどが灯屋2のアトリエから生まれた、世界でひとつだけの帯やお着物です。
「お誂え」は、着物の楽しみのひとつですが、どこにもないあなただけの1枚がございます。
装う事のしあわせをおさがしにご来店ください。
灯屋2
2月21日からはじまります「寄せ裂と刺繍の美」の企画展ための商品が、次々とお店に入ってきています。
今回はその企画展に先駆けて切継の着物と刺繍の帯のコーディネートをご紹介します。
何枚かの味わい深い久米島紬を切継した袷は、程良くこなれた優しい風合いで着る方を優しく包み込んでくれます。
微妙に違う久米島紬の色合いが美しい景色をつくりだし、帯によって様々に変化する着こなしを楽しみたい一枚です。
黒繻子にお太鼓と前に鳥と実の刺繍を施した遊び心あふれる帯。つがいの尾長鳥が楽しそうに実を啄んでいる様子が刺繍されています。
刺繍の緻密さが素晴らしい帯です。
こちらの帯以外にも、企画展には素晴らしい刺繍の帯が沢山並びますので是非いらしてください。
久米島切継袷 (着物15-2-11) 189000円
身丈:4尺3寸8分(約166.4cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
尾長鳥に木の実刺繍名古屋帯 (帯15-2-18) 97200円
田中
「寄せ裂と刺繍の美」というタイトルを聞いた時、スタッフでありながら、胸が高鳴りました。
少しづつ出来あがってきた着物や帯を目にした時、そのときめきは皆様にお喜びいただけるというはっきりとした確信に!!
そんな着物や帯たちを、今回は、テーマごと数回にわたりご紹介させていただきます。
帯5の1 「動物刺繍帯」:動物達の愛らしい刺繍に思わず…
帯5の2 「お花の刺繍帯」:可憐で美しいお花の華やかな刺繍
帯5の3 「寄せ裂帯」:日本のみならず、海を越えて集まった世界の時代裂を心を込めて1つに…
帯5の4 「切継ぎ帯」:染め、織り、刺繍…と雰囲気も技法も異なる布たちをコラージュ
帯5の5 「帯さまざま」:展示会直前に仕上がり予定のお勧め帯をご紹介
着物も2回ほど紹介させて頂く予定です。
掲載を本日2月14日(土)から来週の「寄せ裂と刺繍の美」開催日前日20日(金)まで、随時掲載予定。
みなさま、ご期待ください!
灯屋2
6日(土)よりはじまりました「春を待つ着物展」に、本当にたくさんのお客様にご来場いただきありがとうございます!
スタッフ一同心より感謝申し上げます。
初日には、オープン前よりお待ち下さったお客様もいらっしゃいました。
皆様のお着物への情熱、熱い思いに感慨ひとしおです!
早春のお花や小鳥達、誇らしく咲き誇る美しい花々、可愛らしい蕾をつけた可憐な野の花、春をよろこぶ楽しげな動物達。
お散歩着、刺繍など、アンティークの美しさにうなる帯やお着物が揃いました。
今回は特に羽織物と灯屋2でしか見つけられない明治期の江戸小紋など、秀逸のお着物が揃っています。
新春を迎えるのもあとひと月、クリスマスのイルミネーション輝く銀座、明るい春色に彩られた空間にいらしてください。
皆様のご来店心よりお待ち申し上げます!
催事中に2度、3度新商品も入荷いたします。
すでにご覧いただいたお客様もぜひ、どうぞ、ご来店ください。
灯屋2
雨模様にもかかわらず、連日たくさんのお客様のご来場、ありがとうございます!
浦野理一、範夫作品に寄せるお客様の思いに、感銘を受けています。
11月いっぱいと思われるお客様も多いようですが、12月4日(木)までの会期でございます。
こんなに浦野作品が、展示販売される機会もなかなか、ございません。
御売約済になったお品物もお願いして、一部展示させていただいております。
まだ、お越しでないお客様もすでに御来場の皆様もまた、ぜひ、ご来店の上、見て、触れて、感じてご覧ください!
本当に多彩な手仕事の数々を生みだしてこられた浦野染織工房ですが、その中でも浦野理一といえば、経節紬が浮かぶ方も多いかと思います。
浦野作品を代表する経節紬。
経糸に節があれば、織りにくいのは、当然の事ですが、どうやって生まれたのだろう…と思っておりました所、幸運にも浦野氏にお話を伺える機会をいただけました。
試行錯誤を繰り返し、5年もの歳月を費やし、浦野範雄氏により経節紬は完成したそうです。
50年もの間、たくさんの手工芸品を生みだしてきた浦野染織工房。
何かが生まれる陰には、あきらめずに努力する想いと途方もない時間が必要なのですね。
人の手がかけられたよい物が、次世代のまた、それを愛でるだれかの手へ渡ってゆく事でしょう。
写真の藍鉄色経節紬は、藍鉄と黒の糸で織られた深い色をしています。
不思議なムードを持つ素敵な紬。
流水に桜と蛇籠の型染め帯も同じ経節紬ではありますが、小さな節の紬地。
藍型染めに黄、赤が挿され、裏地は藍で引き染されています。
表白地部分の紬の節に型染めの藍が、ほんの小さくぷっぷっと染まっている所にまた魅力が。
店主渋谷によると、このぷつぷつにも何かこだわりがあるのかもね!と、想像ははてしなく広がります。
帯のお太鼓、かいきり線と手先の線は、もちろん地色に合わせたこだわり。
「装いは着る方が、自由に楽しむものなんですよ」とおっしゃった、範雄氏の声が聞こえてくるようです。
浦野理一作 藍鉄色経節紬袷 302,400円
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
浦野理一作 流水に蛇籠と桜経節紬名古屋帯 194,400円
白井
12月6日(土)より「春を待つ着物展」がはじまります!
新作は、HPの商品紹介をご覧ください!
気持ちの良いお天気が続いた3連休、紅葉狩りに行かれた方もたくさんいらっしゃる事でしょう。
11月22日(土)より12月4日(木)まで銀座店におきまして、小津安二郎の映画の衣装を製作担当し、雑誌ミセスで一世を風靡した浦野理一、範雄さんの作品を40点余り展示販売しております。
浦野作品が、こんなに揃ってご覧いただける機会もなかなかございません。
いつもの灯屋2銀座店内では味わえない、昭和を彩った浦野の世界をぜひご堪能ください。
本日はホームページ上でも未公開の訪問着をご紹介させていただきます。
身丈:4尺(約152cm)
4尺6寸可(約174.8cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
1尺8寸5分可(約70.3cm)
袖丈:1尺2寸7分(約48.3cm)
ミセスを開くと華やかな浦野の訪問着を纏った、美しい女優さん達が登場します。
絵付けが、大胆で印象的。
この訪問着も灰桜色の縮緬地に満開の桜が描かれた可憐で美しいお着物です。
上前の図もさることながら、右の肩後から満開の桜の花がこぼれ流れるように、左の衿元と胸にはお顔を彩るように花色(紫みの青)の美しい桜が描かれ、360度どこから見ても、また動きに合わせてより女性らしく、たおやかに美しく映るよう模様付けされています。
桜の下から覗く金色のエ霞と花を縁どる金彩が、白と濃淡の花色の可憐な桜達により華かさを添えています。
樹元には、かわいらしい小菊も…
浦野の縮緬は、特徴のあるしぼの立った長浜縮緬です。
身丈:4尺(約152cm)
4尺5寸可(約171cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
1尺8寸5分可(約70.3cm)
袖丈:1尺2寸7分(約48.3cm)
夜明けの空のような淡いピンク色の鬼縮緬地に、色づいた紅葉、裾にはぼかし美しい褐色の水辺に緑の葉みずみずしい菖蒲の花が凛と咲いています。
八掛は、表の褐色がそのままいかされ、共八掛になっています。
最初の訪問着と同じく、右肩後から袖に伸びる紅葉の枝と左の衿元から胸にかけての流れるような模様、上前より後身頃、下前に続く絵付けは本当に見事です。
どちらの訪問着も薄いお色で時代もある物ですので、店頭にてご確認ください。
いずれも1点物の作品です。