いよいよ、
灯屋2 2017 夏きもの展
「水色な夏」
開催いたします。
とても涼しげな色の着物と帯が、たくさん集まりました。
ぴょんぴょん跳ねるものが多いのが、今回の特徴でしょうか。
スタッフ一同、はしゃぐような心持でお待ち申し上げております。
どうぞご期待のほど、お越しくださいませ。
海老沢
ようやく暖かくなってまいりました。
なかなか咲き揃わない桜を励ますように、桜づくしの着物姿でご来店のお客様。
灯屋2はこの季節、いっそうあでやかになります。
お花見の際にはぜひお立ち寄りくださいませ。
さて、これから単衣着物に組み合わせやすいのが、ジャワ更紗ともいわれるバティック布の帯。
嬉しい事に先駆けセール開催中です。
染めが多彩でどれも深みがあり、一本を選ぶのは迷います。
門外不出とされた、赤や緑や黄の色味。
凝った手描きのろうけつ染めを、この機会にぜひお求めください。
インドネシアのバティックは2009年世界無形文化遺産に認定されました。
現地では値段も上がっております。
政情も安定し、自国の文化に目覚めるきっかけともなった美しい布。
帯に耳を近づけると、遠くまで来たね・・・とささやき声が聞こえてきそうです。
私達もこの素晴らしい出会いには、深く感謝しております。
日本の布と相性が抜群のバティックです。
その故郷にも思いをはせながら、大切に長く愛してまいりたいと思っております。
上写真左
バティック名古屋帯(ラスム)
セール価格 52,920円
上写真右
バティック名古屋帯
セール価格 45,360円
海老沢
「花の季節の着物展」で展示している、春らしい帯を一部ご紹介させて頂きます。
藤の花の魅力たるや、その枝垂れた姿の優雅さにあるのではないでしょうか。
先にいくに従って細く花をつけるシルエット、蔓の巻き方や花弁の翻りまで、藤らしさの出る部分を最低限の筆致で見事に捉えて描ききっています。
美しい濃淡で水墨画のような品をたたえた佇まいです。
部分的に刺繍もあしらわれて、優雅な雰囲気を醸し出しています。
ベージュ地に青い桜とピンクの桜の刺繍が、大人と少女のふたつの表情を映しているような名古屋帯です。
まだ蕾をつけた枝垂桜に、おみくじがちらほらと結び付けられています。
お嬢さんが恋占いをしたのでしょうか。
咲き始めた桜と初々しい乙女心が相乗して、甘酸っぱい気持ちにさせてくれます。
最近当店で高まりを見せる半巾帯の人気!
さっと締められる気軽さと、見た目のこなれ感は半巾ならでは。
こちらは、桜と紅葉が細やかに散らされた大人の半巾帯です。
シックな色味で、品のある着こなしが叶います。
部分的に入った黒い織と渦巻き文様が、くっと粋な印象を生みます。
櫻井
「花の季節の着物展」 いよいよ始まります。
25日からの「花の季節の着物展」、皆さま楽しみにされている事と思います。
春らしく心あたたまる帯を、ほんの一部、ご紹介させて頂きます。
こちらは、オリジナル刺繍の名古屋帯。
兎のいる風景はどうしてこんなに心和むのでしょう。
あたたかな日だまりの中で、思い思いに寛ぐうさぎたち。
春の野にたんぽぽとワラビが芽吹き、優しい空気が漂っています。
切り継いだ格子と、縞の生地も大らかな雰囲気です。
ミモザにやってきた可愛い小鳥。
こちらも灯屋2オリジナル刺繍です。
帯にミモザのお花とは、なかなか珍しいのではないでしょうか。
相良刺繍でミモザのフワフワ感が良く表現されています。
優しい黄色が春を告げる、あたたかで爽やかな帯です。
3種類の布を接ぎ合せた、洒落感のある帯です。
青磁色と薄色が落ち着いた雰囲気を与えながらも、立体的に施されたアンティークの椿、笹、楓、梅、菊の刺繍が何とも見事。
豪華な刺繍が載せられている地は総絞りで、手のこんだものですが、さらりとお締め頂ける軽やかさも併せ持っています。
櫻井
日増しに春の気配を感じられる、今日この頃。
着物に気持ちの良い季節です。
ご紹介の帯は、紫地の繻子に黒のたたきで宝尽くしと地紋を表現した上に、刺繍で更紗と鳥を刺繍しています。
鳥は極楽鳥でしょうか。
独特な色合いが魅力的です。
合わせた着物は、珍しい色の縞結城。
凛とした二本縞が都会的な印象になります。
帯によって表情を替えられる一枚です。
サイズも充分あります。
春らしい土筆の帯留を合わせてみました。
芥子の花と鳥刺繍名古屋帯 (帯17-3-19)
芝翫茶の縞結城紬 (着物17-2-22) 172,800円
身丈:4尺3寸(約163.4㎝) 裄:1尺8寸(約68.4㎝) 仕立て直し
土筆帯留
田中
※ご紹介の商品は「花の季節の着物展」2月25日からご覧いただけます。
いまでは失われた風景が、着物と帯には残されています。
それをまとうことで、日本の美意識や価値観がよびさまされることでしょう。
縞に四季の風景の一つ紋付下、大きめの「三つ割五七桐」の縫い紋がついています。
のどかな情景に合わせた帯は、さらに華やかに桜咲く江戸裂の接ぎ帯。
まるで画の中でご自身があそんでいるような、そんな心持ちになりそうです。
縞に四季の風景一つ紋付下 (着物17-3-9) 70,200円
身丈:4尺(約152㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)
江戸裂かな文字と極市松接ぎ名古屋帯 (帯17-3-2) 194,400円
海老沢
※ご紹介の商品は「花の季節の着物展」2月25日からご覧いただけます。
柳と燕は「梅に鶯」「竹に雀」と同様にぴったりの組み合わせの意匠です。
古くは花札のモチーフとしても馴染みがあります。
灯屋でも着物や帯のモチーフとして非常に人気です。
紹介の帯は、生成り色の繻子に、風にそよぐ柳のしだれた枝の細い葉っぱが爽やか。
お太鼓部分には博多織の縞を切り継いでいます。
燕の羽根や目の表現も繊細で美しく目を見張ります。
春を先駆けて締めて頂きたい帯です。
柳に燕刺繍名古屋帯 (帯17-3-18)
田中
※ご紹介の商品は「花の季節の着物展」2月25日からご覧いただけます。