秋の花

秋の花台風や秋雨にみまわれて、すぐれないお天気が続いています。

「一味の雨」(いちみのあめ)という言葉があります。
「一味」は、あまねく一様にということ。
草木にへだてなく降りそそぐ雨の意から転じて、仏説が広く流布し、誰彼なく人々の心をうるおすことをいうそうです。

さて、店内の入り口に青色が鮮やかな竜胆(りんどう)をいけました。
竜胆は日本では秋を代表する野草のひとつとして古くから親しまれてきました。
世界中にたくさんの仲間があり、その中には春や夏に花を咲かせるものもあります。

秋の花お花は、お天気などにより閉じたり開いたりします。
ご機嫌をとるように、霧ふきをしたり、光のあたる角度をかえたり…
今日は少しご機嫌が良いみたいで、一枝美しく咲いてくれました。

ご来店のお客様の心を少しうるおすことができるといいです。

徳永

熟れごろ

大島紬にほおずきに柿の図名古屋帯、紫に赤の葉柿の図名古屋帯今が盛りの柿の実です。
美味しいばかりではありません。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれるほど、ビタミンCをはじめ栄養豊富な果実なのです。
この季節是非沢山召しあがってくださいね。

写真は締めているだけで元気が出てきそうな帯です。
自然に感謝して、ありがたく良いものはどんどん取り入れましょう。
そうして力を蓄えて、厳しい寒さに耐え、何度も花を咲かせましょう。

合わせたのは、繊細な織りがとても滑らかで、袷の変わり目に相応しい軽い大島紬。
只今大島紬の袷着物は一部30%OFFでご提供しておりますので、お買い求めのチャンスです。

大島紬 セール価格 84000円 お仕立て直し
身丈:4尺2寸(約159.1cm) 裄:1尺7寸5分(約66.3cm) 
※下前おはしょり部分見えないところに少しシミがあります

ほおずきに柿の図名古屋帯 (帯13-9-16) 54000円
紫に赤の葉柿の図名古屋帯 (帯14-9-31) 54000円

海老沢

江戸小紋寄せ裂袷

江戸小紋寄せ裂袷に江戸縮緬くずし名古屋帯写真の袷は明治後期のいくつもの江戸小紋を切り羽目したもの。
様々な色合いの江戸小紋がそれぞれ景色になり美しい着物になりました。
明治期の江戸小紋は柄も繊細で美しく、現代のものよりバリエーションがあります。
合わせた帯は、鶸色の江戸縮緬に桜と紅葉が刺繍された名古屋帯です。
衣装だったものを帯に仕立て直したもの。
その時代の縮緬はシボが細かく繊細です。
現代のものにはない時代を経た美しい布に酔いしれて下さい。



江戸小紋寄せ裂袷に江戸縮緬くずし名古屋帯江戸小紋寄せ裂袷江戸小紋寄せ裂袷

江戸小紋寄せ裂袷 189,000円 
身丈:4尺1寸5分(約158cm)  裄:1尺7寸3分(約65.7cm)
江戸縮緬くずし名古屋帯 (帯09-9-25) 189,000円

田中

浦野理一経節紬

浦野理一作経節無地単衣にウズベキスタンアドラス名古屋帯昭和を代表する染織家・浦野理一。
雑誌ミセスの表紙の意匠や映画監督小津安二郎の映画作品の中で衣装を担当され、多くの女優がその着物を着用してきました。
彼の紬は一目でそれとわかるような、力強さがあります。経糸に節のある糸を使ったものが特長でそれを織りあげるのには非常に技術がいる仕事です。
写真で紹介の無地経節袷は、浦野理一を代表する着物のひとつ。
空くし灰がかった薄いブルーがより素材感を引き立てています。
合わせた絣の帯はウズベキスタンのアドラスを帯にしたもの。
経糸が絹、横糸が綿のため軽く締め易い帯です。
日本の絣と同じような方法でつくられた、美しい絣です。
紬との相性も抜群です。



浦野理一作経節無地単衣にウズベキスタンアドラス名古屋帯浦野理一作経節無地単衣

浦野理一作経節無地単衣 (着物14-4-39)  259,200円 
身丈:4尺1寸(約155.8cm)  裄:1尺7寸(約64.6cm)
ウズベキスタンアドラス名古屋帯 (帯14-5-24)  59,400円

田中

月の帯

辛子と黒格子紬に三日月に楓の図開き名古屋帯先日の皆既月食は、ご覧になりましたか。
夜空に溶けるようにぼんやりと浮かぶ赤い月は、神秘的ですが、ちょっと怖いような気持ちにもなりました。

お月さまのモチーフの帯は、多そうで、実はあまり見ません。
当店の月の帯をあつめてみました。
つがい猫の帯、梟の帯は、当店のオリジナル刺繍帯です。

菊霰に縞紋縮緬小紋に月に猫の刺繍開き名古屋帯月の呼び名も、美しいものがさまざまありますが、「月影」とは本来、月の光を意味する言葉だそうです。
(お恥ずかしながら、初めて知りました。ガラスの仮面の月影先生のイメージが強く・・・)
例え言葉だと、「雨夜の月」は存在するのに見えないものを言い、また、「昼の月」は見えているけど、存在感が薄いものを言うそうです。
「昼の月みたいな人ー」、なんて言葉には、要注意です(笑)

蒔糊散らし小紋に満月に梟刺繍名古屋帯

(写真上から)
辛子と黒格子紬 91800円(お仕立て直し)
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸2分(約65.4cm)
三日月に楓の図開き名古屋帯 (帯12-10-11) 54600円

菊霰に縞紋縮緬小紋 48600円 (しつけ糸付 寸法大きくなります)
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm) 裄:1尺7寸3分(約65.7cm)
月に猫の刺繍開き名古屋帯 (帯14-1-30) 126000円

蒔糊散らし小紋 22050円 (しつけ糸付 寸法大きくなります)
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺6寸5分(約62.7cm)
満月に梟刺繍名古屋帯 (帯14-9-52) 81000円

松田

可愛い茶色

十字絣袷紬に格子に雀と麦刺繍名古屋帯薄い桑色に煤竹色(くすんだ黄色)とチョコレート色の格子が織られた、それだけでもとても素敵な帯地の上に愛らしい雀と麦を刺繍した名古屋帯。
茶色十字絣の紬にのせて、何気ない秋のおしゃれ着。
刺繍の麦、季語は春ですが、あまり青々していない糸色を配していますので、この時期にもご着用いただけるかと。
雀といえば灯屋2には、よく登場する気取りのない、可愛らしさい小鳥。
心をなごませてくれる人気者です。

格子に雀と麦刺繍名古屋帯 (帯14-9-54) 129600円
十字絣袷紬 75600円
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)

格子に雀と麦刺繍名古屋帯格子に雀と麦刺繍名古屋帯

白井

アンティーク訪問着

晩秋の花づくし錦紗訪問着に秋草模様唐織袋帯10月、11月は結婚式シーズンを迎えます。
アンティークの訪問着は、季節の花を散りばめた、やわらかな色づかいが特徴。
渋めのおさえた地色でも、小物づかいでとても華やかになります。
アンティークだからこそ、刺繍の半衿をいっぱいに見せて装うと素敵。

トータルで合わせてみないとわからないのが、着物の楽しさのひとつです。
自由に絵を描くように、コーディネートも楽しんでいきたいですね。



菊文様に扇面の図訪問着に浅紫色菊模様丸帯

晩秋の花づくし錦紗訪問着 85000円
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)
秋草模様唐織袋帯 59400円

菊文様に扇面の図訪問着 (着物12-11-4) 81900円
身丈:4尺5分(約153.9cm)  裄:1尺6寸9分(約64.2cm)
浅紫色菊模様丸帯 38000円

松田

秋野菜の帯と縞の紬

縞紬袷に秋の味覚染名古屋帯そろそろ秋冬野菜が美味しい季節です。
カブや白菜、にんじん、小松菜など一年中出まわっているものでも旬の時期は栄養価も高く格別な味わい。

写真の帯はカブや人参、くわえ、栗などたくさんの野菜や果物など秋の実りを集めた楽しい帯です。
さり気なく縞の紬などと合わせると粋な着こなしになりそうです。

合わせた着物は灰地に濃灰と白縞が入った紬の袷。
野菜の帯を主役にした遊び心あふれる着こなしです。

合わせて栗の帯留も帯に添えてみました。


縞紬袷に秋の味覚染名古屋帯縞紬袷

縞紬袷 58,000円 
着丈:4尺3寸2分(約164cm) 裄:1尺8寸(約68.4cm)
秋の味覚染名古屋帯 (帯13-10-7) 68,000円
栗帯留(桜の木) 15,000円

田中

動物柄帯

大正更紗袷着物に森の栗鼠刺繍名古屋帯店を入ってすぐ「動物柄帯」のコーナーがあるのをご存知でしょうか。

沢山の種類の鳥や犬や猫など、お好きな方にはたまらない楽しく賑やかな一角となっております。

今日はその中から人気者をご紹介します。


森の栗鼠刺繍名古屋帯「森の栗鼠刺繍名古屋帯」

松の木にリスが一匹、お空を伺っているようです、何を見ているのでしょう。
同系色の大正更紗の着物を合わせて。
袷ですが薄く軽い着心地で、リスのように軽快にどうぞ。


子犬のにらめっこ名古屋帯「子犬のにらめっこ名古屋帯」

じゃれ遊ぶ姿が何とも可愛らしい帯です。
光沢のある生地に、犬の毛並み部分がビロードの手触りで、とても凝った仕上がりです。
さて、どんなお着物を合わせて楽しみますか?

他にも元気な動物たちが、皆様のご来店をお待ちしております!

森の栗鼠刺繍名古屋帯 (帯14-9-51) 54000円 
大正更紗袷着物 126000円 
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸3分(約65.5cm) 
鼈甲葡萄帯留 27300円
帯揚げ 4200円
子犬のにらめっこ名古屋帯 (帯14-9-50) 129600円

海老沢

秋のしつらえ

秋のしつらえ朝夕の風もすっかり秋めいてまいりました。
店内も、秋らしい帯や着物で彩られています。

今回は、入口のしつらえについてご紹介します。
季節によって掛け替えている軸は、中村不折の作。
中村不折は、京橋に生まれ、明治・大正・昭和初期と活躍した洋画家・書家です。

秋のしつらえ夏目漱石や森鴎外等の作家とも親しく、「吾輩は猫である」「若菜集」「野菊の墓」などの挿絵や題字を書いた方です。
また、新宿中村屋が使用しているロゴは不折の書で、明治の終わり頃に揮毫されたものだそうです。

秋の軸には、「茄子汁 主人好めば 今日も今日も」 と書いてあるでしょうか?
秋かおる食卓と愛らしい雰囲気が何とも言えない気持ちにさせます。

ご来店の際は、ぜひながめてみて下さい。

徳永