振袖 No.117
几帳に菊花吉祥綸子振袖
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身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄:1尺7寸(約64.6cm)
平安時代の雅な世界を描いたのでしょうか。
雲間に漂う几帳は室内の障屏具で、その中でも錦や綾の「美麗の几帳」といわれる豪華なものが描かれていると見受けます。
朱色が引き立つ丸い菊文様と疋田絞りの重なりがさらに奥行きを感じさせ、華やかさだけではない気品のある意匠です。
艶やかな綸子地の質感はお顔写りもよく、袖を通したときにも心地よい重みが伝わってきます。
朱色、白、黒の均衡のとれた配色と金駒刺繍や絞り、全体の高貴な意匠が成人式のお祝いに相応しい一着。
小物の色合わせに赤を使うと主役感が引き立ちますし、すっきりとした水色なども上品でお勧めです。