本日は、中央アジアウズベキスタンの刺繍(スザニ)、絣(アドラス)布のご紹介。
この布をとおして、はるかに遠い中央アジアに思いを馳せて頂けると嬉しいです。
スザニは元来、お嫁に行くお嬢さんが母親に手助けされて作り、新婚家屋を飾ったもの。
でもそんなアンティークには中々ハサミがはいりません。
手に入るものはほとんどが現代作で、ポイントは草木染めの糸、なるべく絹布に刺された布を捜します。
アドラスは20世紀初頭まで、裏にヨーロッパ更紗を使い衣装として用いられていました。
縦糸に絹、緯糸に太い木綿の交織が良い布味になっていて、醍醐味のある絣柄は今や世界中で愛されています。