荒川の流れのたもと江戸川区で、3代に渡り創業してきた中形染めの松原工房が閉業しました。
それに伴い、兼ねてより親交のあった与七さん、忠さんのご縁で、今回閉業整理のお手伝いをして、松原工房の最後の作品を託されました。
今、手元には、無形文化財としての定吉さんの着尺6枚をはじめ、2代目たちの着尺や帯、見本反物など約50店余りが雪晒しなどを経て出番を待っています。
中には、定吉さんの奥様がお召しになっていた木綿の訪問着もあり、解いて雪晒しに回しています。
そのほとんどが木綿であるというのが嬉しくて、たくさんの反物を整理していると、素朴であたたかく、長板中形の原点に立ち返る思いがします。
風薫る5月の連休から販売会を下記のように開催いたします。
展示商品は5月28日(月)23時ごろにホームページに掲載予定です。
販売方法は下記となります。
①店頭販売・電話でのご注文 / 5月3日(土)の11時開店とともに開始
②メールやご注文フォームでのご注文は、商品入荷日の店頭・電話でのご注文受付後、順次対応させて頂きます。
商品のお取置きは承っておりませんので、弊社ご指定の期日までにお買い求めください。