今日は汗ばむ程の気温ですが、着物の暦の上では5月末までが袷（あわせ）、6月からは単衣（ひとえ）の着物を着るのがマナーとなっています。

単衣とは胴裏、八掛(裏地のことです)の付いていない、一枚仕立ての着物のことで、襦袢に単衣の着物を重ねるのでサラリとした着心地はもちろんのこと、見た目にも爽やかな印象となります。

単衣は6月と9月のふた月しか着ることのできない贅沢な着物と呼ばれ、呉服業界でもあまり数は多く作られていません。

こちらは、珍しい緑に正絹地に桜草や桔梗などの花々が描かれた優しい印象の単衣。
裾に向かってゆるやかなぼかし地になっており、古典柄ながらもモダンな雰囲気です。
帯と帯揚げ、帯締めも絽を合わせ、涼しさを感じさせるコーディネートにします。

お出かけの際には、バッグと草履も、ビーズや刺繍などの上品で軽さのある小物を選び重くなり過ぎないようにするのがポイントです。

当店で扱っている単衣の着物、数はあまり多くありませんので、土日にご利用の際は是非お早めにご来店くださいませ。

写真：桜草に桔梗文様緑地単衣　レンタル料金　一式40,000円
草履・バッグ　レンタル料金　各3,000円

灯屋2の夏の着物レンタルはこちらをご覧ください。

可愛らしいお花の髪飾りが入荷しました！
こちらは灯屋２代々木店オリジナル商品となり、販売品となります。

ダリアや菊、アジサイ、クリスマスローズ、ラナンキュラスなど、本物に見間違えるほどの繊細で精巧なアーティフィカルフラワーをセレクト。
白とグリーンを基調にスモーキーピンクや紫色でアクセントをつけ、着物とのコーディネートが引き立つようにバランスを考えました。
葉っぱや蕾、実など多めのセットとなっておりますが、全て単体でもご使用になれますのでヘアスタイルとのボリューム・バランスをみてお好きな数だけ付けてください。

訪問着や振り袖など着物に合わせて、お好きなものをおえらびくださいませ。

髪飾り：販売価格　3500～8800円（税込）

最近お問い合わせを多く頂く「大正浪漫の着物」。
今日は孔雀柄の訪問着をご紹介いたします。

昭和中期に仕立てられたこちらの訪問着、袖丈が長く小振袖と言ってもよい長さで華やかで優雅な魅了が漂います。
薔薇と桜、梅にマーガレットなど季節の花々の中に孔雀が佇み、幻想的な世界観。
この花と鳥という取り合わせ、若冲の日本画を思わせる独特な図案。
孔雀は羽根を広げた姿が美しいばかりではなく、仲睦まじいつがいとして良縁をもたらす鳥として古くから女性達に人気の文様です。
地模様のある桃色綸子地は光沢感をもたらし、明るい印象となりますので、可憐な装いを楽しめます。

結婚式やパーティーへのご参列にお召し頂ける、華やかな大正ロマンアンティーク着物です。

季節の花々と孔雀の図訪問着　レンタル料金：一式38000円

灯屋2の訪問着レンタルはこちらをご覧ください。