(こぷとつづれいんこずいかもん)
帯14-2-32
ご売約済
コプトとはエジプトにおけるキリスト教徒を表す言葉で、イスラム教支配下における弾圧の中で、キリストの姿を別のものに置き換えたりした裂などが良く作られました。
そのコプト裂中の傑作と言われる「花環をもつ鸚哥」の文様をもとに綴織の織技で復元したのがこの帯。
その柄をよく見ると車輪の中に十字架が隠され、燭台を思わせる文様の中心に描かれたインコ。
このインコがキリストを表しているのでしょう。
袋帯ですが、裏文字金通しの共布で、大事に長く使われたようで汚れなどありますが、かえって風雅な趣を醸し出しています。
こちらの帯は店頭で直接ご覧ください。