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ガーナ エウェクロス

肩から足首まで体をすっぽりと包む衣装である、貫頭衣として用いられる、ガーナ、エウェ族の「エウェクロス」。
庭先におかれた簡単な織り機から9cm巾ほどの布が、まるで絵画でも見ているかのように織り出されます。
それらを丁寧につなぎ合わせて大きな1枚の布にしていきます。
その美しさははさみを入れるのがためらわれるほど…その甲斐もあってかそれはそれは素敵な帯に生まれ変わりました。

ナイジェリア アショケ

ナイジェリアのヨルバ族の布「アショケ」。
手紡ぎ糸・自然染料の9cm巾の布。
横一列に穴の開いたかわいいデザインは、見た目の可愛らしさだけでなく、通気性にも良さそうです。

ナイジェリア ヌペクロス

ナイジェリアのヌペ族の「ヌペクロス」。
木綿の手紡ぎ糸・自然染料の美しい織物です。
貫頭衣などとして利用されていたものです。

ナイジェリア ヨルババティック(アディレ)

ナイジェリアのヨルバ族によるバティックで「アディレ」という呼び名で呼ばれる布。
インドネシアからアラビア半島を経て渡ってきた藍染で、絞りとろうけつ染めの2種がある。
男女ともにたっぷりとしたワンピースとして着用。
帽子とセットでの愛嬌ある姿を写真で見たことがある方も多いのでは…

コートジボワールモダンプリント

コートジボワールで見つけた、アフリカらしいプリミティブな文様が斬新な布。
とてもモダンな色とデザインで、アフリカのニューウェーブを感じさせてくれます。
ろうけつ染と型染めがあり、和の装いとうまく組み合わせて楽しく装ってみてください。

インド更紗の帯

17~19世紀にかけてオランダとの交易によりインドから輸入され、王侯貴族の儀式のステイタスとして用いられたほど重宝されました。
オランダ側の交易の目的は胡椒だったようですが、胡椒のためにインドの南部に輸出用の更紗の街を作り上げたというから驚きです。
薄手の木綿にろうけつの手描き、手紡ぎの木綿に木版染め、染料は茜と藍というのが主たる技法です。
インド更紗はその名の通りインドで作られ各地に輸出されましたが、状態が良いものが残っているのは今ではほとんどインドネシアだけのようです。
そのことからもインドネシアの人々が、いかに布を大切にしてきたかが分かります。
今回紹介した中に2点あります「ペルシャ更紗」。もとはアラビアに輸出するためにデザインされた更紗がインドネシアに一部伝わり、アラビアではなくインドネシアに今も残るところにも面白さがあります。

紋織りなどの帯

紋織りはイスラム色の強いスマトラ島に多く残っています。
赤字に金・銀モールを織り込んだモール織、金・銀糸や白の糸を織り込んだ花織…
さらには紋織りや絣に縞、綴を織り込んだ一見不思議な布などもあります。
これらの布たちは作られなくなって久しい上、手の込んだ魅力的な布ほど時代を経て、状態も万全とは言い難く…
そんな素敵な布と出会った時の興奮と不安感…ご想像いただきながら帯をご覧いただくのも一興かと。

縞と格子とイカット


ご存じの方も多いと思いますが、「イカット」とはインドネシア語で絣を意味します。
織地のものはこの縞、格子、イカットの3つ技法により、島々によって独自の布文化が伝えられてきました。
用途としては、お祭りや儀式の際に使用する布、肩掛け布、衣服、として大切に受け継がれてきました。
素材としては手績みの木綿を用いることが多く、素朴で優しい感触、使い込むほどに肌馴染みが増す糸味のよさが魅力です。
絹を用いた織物もあり、スマトラ島のバンカ族が織る「リマール」という緯(よこ)絣は、草木染による繊細で深みのある色彩が大変美しい布です。
カリマンタン島のイバン族の布などは、今では非常に手に入れることが困難になっておりますが、精霊を信仰し、狩猟生活をする民ならではの動物や太陽をモチーフにしたプリミティブでどこかユーモラスのある文様が特徴です。

織物を帯に仕立てる際には布の厚さが決め手となりますので、魅力的なたくさんの布の中から帯に適した織物を捜してきました。
しなやかな糸味の質感、文様の楽しさ、この二つが織物が魅力。
素材の違いを引き立てる石の帯留など、小物でスパイスを加えて楽しんで頂ければと思います。

ジャワ更紗

ジャワ更紗(バティック)といえばろうけつ染め。
「チャンチャン」という漏斗のようなものから蝋を流して防染し、地域地域の様々な方法で染め上げます。
伝統衣装であるサロンとして身にまとうことはもちろん、壁掛けとして使われたり、掛け袱紗とされたりとインドネシアで広く際されてきました。
今回はそのジャワ更紗を選りすぐって帯に仕立て上げました。

外国布の帯

久しぶりに外国布の名古屋帯を紹介します。
あるコレクターがお持ちになっていた古布で、最近では現地に行ってもなかなか手に入りにくくなっています。
いずれも50~100年くらい前の布で、糸色、デザインともに味わい深く、末永くお付き合い頂ける帯になるでしょう。

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