春の彩り

紫色は、古代より格別な色として賛美されてきました。

古今集の歌にあるムラサキクサ1本に対する愛情は、伊勢物語に発展して、源氏物語の構想に結晶していったと言われているほどだそうです。

卓越した技術の暈しは、幻想的なほど美しく、平安の時へ心を誘います。

萌葱色(もえぎ)、柳色と春の新芽達が、瑞々しい響きを奏でる紫と緑色の競演は、気品と優雅さを漂わせる華やかな訪問着となりました。

20-02-11紫と萌葱の刺繍1つ紋訪問着60,000円+税身丈4尺3寸裄1尺7寸3分