TOPへ



 

浦野理一の布を継ぐ
 「継ぎ裂」展のお知らせ その1


浦野理一の布を継ぐ 「継ぎ裂」展

雑誌「ミセス」の着物ページ、あるいは小津安二郎のカラー映画の着物制作などで知られる、着物作家/染織研究科 浦野理一。
「浦野の着物」といえば着物愛好家に知らない人はいない、昔も今も憧れの存在です。
浦野理一の研究と足跡は、そのまま御子息の範雄氏に引き継がれ、親子二代に亘り「浦野染織研究所」いわゆる浦野工房において制作が続けられてきました。

ところが、2016年、諸般の事情により、範雄氏は工房をたたむ決心をされました。
工房には、長年蓄積された膨大な染織資料が残されており、縁あってそれらのすべてを私共「灯屋2」が受け継ぐことになりました。

資料の中でも特筆すべきは、膨大な量の試し織、試し染、見本裂の数々。
あるものは几帳面に帳面に貼られ、あるものはダンボールにぎっしり詰め込まれ…。

それらの「小布・小裂たち」をふたたび生かすべく、それらを使って新しく着物や帯を作ることを思い立ちました。

そうして「継がれて」出来た着物や帯は、浦野の布の持つ独自の力強さはそのままに、
まったく新しい「接ぎ着物」「継ぎ帯」として新たな命を得ることになりました。

「継ぐ」という言葉には、文字通り小布を継いで着物や帯を作る、という意味と同時に、浦野工房はじめ古の美や文化を、現代そして未来に「継ぐ」という意味でもあります。
そして、そうやって「継ぐ」こと自体が、これまでも、そしてこれからも、灯屋2がもっとも大切にしていきたいことなのです。

展示会の詳細につきましては、次回10月10日過ぎに掲載いたします。

 


アンティーク着物の灯屋2TOP > お知らせ > 浦野理一の布を継ぐ 「継ぎ裂」展のお知らせ その1

ページの先頭へ


灯屋2紹介着物振袖通信販売買取掲載誌・衣装協力リンクブログ| [姉妹店]骨董の灯屋青梵ギャラリー
着物レンタル婚礼衣裳レンタル訪問着レンタル成人式レンタル袴レンタル七五三レンタル