梅菊花吉祥青海波文黒振袖

着物全体に大きく描かれた黒い橋の下を小川が流れ、その流水に扇を流した優雅な文様。
誤って川に落とした扇が、水に流れていく様子の美しさに次々と扇を流したという故事に由来します。
扇面には、四季の花々である牡丹、藤、紅葉、橘、南天、菊、松、竹、梅などがあしらわれ開いた扇や閉じている扇など形が様々で華やかな仕上がりになっています。
また、扇は広げると末広がりになることから、福をまねき、吉兆とされています。